パノラマ
新宿区内に、便利なのに静かな住宅地がありました
繊維関係の企業の用地が集中している下落合地域。下落合駅はこの場所に昭和初期から運営されています。もっとも、駅から一歩出てあたりを見回しただけではそのような印象は感じられません。周辺はどちらかといえば静かな場所で、民家やアパート・マンションなどがどちらかといえば多い様子です。公園や神社が点在するほか、学校機関が目立つエリアでもあるのですが、近隣のオフィスや大学などに通う単身者が好んで住み着く場所です。バスの乗り場は駅前にあるわけではないのですが、駅と同名の停留所に関東バスが乗り入れています。そして大通りにそって高速バスの乗り場が設けられており、中部地方などに直行するバスが数種類乗り入れています。これらの高速バスを運行している事業者はさまざまですが、西武バスグループと協力関係を結んでいるところがほとんどです。
下落合駅は、西武新宿線に所属する駅です。下落合駅は特急や急行列車などが停車する駅ではありません。しかし発着駅である西武新宿駅と2区間しか離れていません。この西武新宿駅とその間にある高田馬場駅では、全種類の列車に乗り降りできます。
西武新宿駅は、地下道などを介して新宿駅とつながっているため、JR線や東京メトロの路線を大量に利用できます。補足すると、JRの山手線とメトロの東西線だけであれば、高田馬場駅でつかまえることができて便利です。そのほか、もうひとつの隣駅である中井駅で降りると、都営地下鉄の大江戸線への乗車を実現できます。
下落合駅の利用率は、平成の時代に入ってから年々低下の一途をたどっています。1日あたりの乗降客数を確かめると、12000人を最初に下回ったのは2004年だったことがわかります。その後2009年になると11000人を下回りましたが、2013年と2014年に連続してまた11000人の壁を超えました。
下落合駅は新宿区内にある駅です。新宿駅および副都心地区と数キロしか離れていないにもかかわらず、下落合駅のそばは介護施設がある時期から目立つエリアです。移動や娯楽、買い物といった方面での利便性と、騒音などが少ない住宅地の持ち味の両方をまとめて取得できるエリアと書いてもよいでしょう。
実際のところ最近の下落合駅は、数百メートルから1キロまでの近場でいくつもの介護施設を発見できます。施設の大半は介護付き有料老人ホームですが、住宅型有料老人ホームのような種類も若干オープンしています。これらの施設の共通点を探すなら、建物が大きく、配置されている人員が多めであるといったところでしょうか。
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