深川の中でも、2路線を使えて移動がとても便利な場所

現在は、商業施設やビジネス用のビル、また住宅地などがバランスよく溶け込んだ一帯となっています。高齢者の住まいとして考えた場合、マイナス材料となる要素は特に見当たらないでしょう。
都道465号線や都道・千葉県道50号線などが周囲を走る代表的な幹線道路となります。ドライブ環境はなかなか充実していますが、バスに乗車したいときもわりと恵まれています。駅前の乗り場には都営バスのみが乗り入れますが、四方にあるよその駅などに向かう路線が多いです。
住吉駅は、開業当初は都営新宿線だけが通る駅でした。しかし10数年前に東京メトロの半蔵門線の延伸計画が実行されたことで、乗り換えが可能な駅の仲間入りを果たしています。新宿線については、近くにある森下駅で大江戸線に接続しているほか、終着駅である本八幡駅でもJRの総武線・京成本線に接続可能です。そして森下駅の少し向こうにある馬喰横山駅からは、発着駅である新宿駅まで、いずれかの路線と連携している駅がひたすら続きます。
半蔵門線のほうを見ると、ほとんどの駅が乗り換えできる駅であることがすぐに判明します。住吉駅に近くて、特に便利な駅を探すなら、押上駅(都営浅草線・京成押上線・東武伊勢崎線と接続)や大手町駅(都営三田線ほか、メトロの丸の内線・千代田線・東西線に接続)がいい例でしょう。
住吉駅の利用率は、新宿線・半蔵門線ともに上がっています。1日ごとの乗降客数は、2005年の時点ではともに30000人強でしたが、その5年後には77000人を超えるほどになっています。上昇の速度は落ちているものの、まだ伸びるだろうと予測されています。
住吉駅は都心部ではないもののそこから近い位置にあり、交通インフラがじゅうぶんに発展したエリアです。住吉駅からとても近い位置にある介護施設だけでは物足りない場合は、よその鉄道・バス・タクシー・マイカーなどの使い方も視野に入れつつ探したほうが正解です。
近年の深川エリアでは介護付き有料老人ホームがずいぶんと増えており、各施設の持ち味がだいぶバラエティに富むようになりつつあります。1軒ずつ念入りに観察して、入居先を絞り込んでいくことが妥当な選び方でしょう。