旧塩山市の中心市街地。交通の要所でもあります

塩山駅では2010年代に入ってから、数年がかりで駅構内のバリアフリー設備導入が進められました。南北の出入り口からプラットホームまで、ほぼ全体がバリアフリー化された駅は峡東地区では史上初めてだといわれています。
塩山駅がある場所は、10年以上前まで旧塩山市の中心地区でした。甲州市が新たに発足してからもこの地域の重要性はほとんど薄れていません。旧塩山市役所は現在、甲府市役所として立派に機能しています。
史跡や文化施設などは大切に管理されており、甘草屋敷やわだつみ平和文庫はその典型でしょう。少し歩くとすぐに山にぶつかる土地柄ですが、塩山駅からいちばん近いのは北東側にある塩ノ山。そのふもとでは、塩山温泉が湧き出しています。
塩山駅の周辺で幹線道路をお探しになる場合は、まず国道411号線にアクセスすることが大事です。バス乗り場は駅付近に計3ヵ所設置されており、一般的な路線バスは甲府市および山梨市が運営するコミュニティバスですが、栄和交通や富士急行グループが管理する高速バスもご利用になれます。
塩山駅はJRの中央本線に所属する駅で、いちばん近い乗り換え場所は、6区間離れた甲府駅でしょう。甲府駅では身延線のご利用が可能となります。反対方面では、大月駅が近くて便利な乗り換え場所。この駅では富士急行の大月線をご利用できます。発着駅である高尾駅まで出向いていただく場合は、中央線および京王高尾線のご利用が可能です。
塩山駅の利用率は、かなり昔から徐々に低下しています。n1日あたりの乗客数を調査しますと、20年ほど前は2,500人を超えていたことがはっきりしますが、2000年代後半になると、2000人前後の年が連続します。2010年代に入るとわずかに回復に転じ、2011年以後は2100人以上を例年記録しています。
塩山駅の周囲の介護施設にご興味をお持ちの場合は、駅からまずは5kmくらいの範囲を重点的にチェックしてはいかがでしょうか。駅から徒歩10分以内といった近場に限定してしまうと難しくなりますが、3kmを過ぎてからは施設が見つかりやすくなります。
施設の種類については、サービス付き高齢者向け住宅が急速に増えています。ただ軒数が多くなっただけではなく、サービスの質が平均して高い点が注目を集めています。料金面でも安価な施設があるのでおすすめです。