介護付き有料老人ホームが多く、見ているだけでも楽しくなります

駅からあたり一面を見渡すと、一般的な戸建て住宅や集合住宅が視界の大部分を占めますが、学校機関なども少なくありません。宅地開発がだいぶ昔から行われてきたため、住民が必要とする施設、特に公的な機関などの数は充実しています。また近年に入って、新しいマンションなどの建設や改修がはじまっており、新たに移り住む若い世代も少しずつ増えています。
そしてこの駅は練馬区内に位置する駅です。区の無形民俗文化財に指定されている伝統行事「関のボロ市」は武蔵関駅を語る上では回避できないでしょう。至近距離にある本立寺で毎年12月に開催され、数百という露店が出店し、おおぜいの買い物客を動員しています。
武蔵関駅は、駅前のほか少し離れた場所にバスの停留所が置かれています。合計3つの乗り場に、西武バスと関東バス、そして前者が委託を受けている区営のコミュニティバスが乗り入れを行っています。
武蔵関駅は、西武新宿線の管内においてほぼ中間に位置しています。乗り換えできる駅が近隣にない点は少し残念ですが、上り方面では中井駅、下り方面では小平駅が、最初に出くわす乗り換え先を持つ駅となります。前者では都営大井戸線に、後者では西武拝島線に乗り換えできます。
また、比較的近くにある田無駅とすぐ隣にある上石神井駅は、特急以外のすべての列車が停車します。急を要する用件ができたときは、急行列車などを待つために一時下車するとよいでしょう。
武蔵関駅の利用率は、この20年くらいは大した変化が起こっていない模様です。1日あたりの乗降客数は、長い間30000人を多少下回る程度で一貫しています。ただし2010年以後は(本当に僅かですが)減少傾向に入りつつあるでしょうか。
東京都下には、介護付き有料老人ホームのシェアが圧倒的に大きいエリアがあちこちにあります。武蔵関駅はその典型となっており、駅を軸にして施設を探すと介護付き有料老人ホームばかりが目に入る可能性が高いです(サービス付き高齢者向け住宅などが若干数見つかるのですが)。
なるべく介護付き有料老人ホームへの入居を吟味したほうが正解でしょう。駅からの距離や立地条件、料金システムや受けられるサービスの内容などは、多様性に富んでいるため、こだわって探すのも悪くなさそうです。