都内の穴場?月額15万円前後で利用できる介護施設もちらほら

東京23区と東京都下の境目に位置する狛江市。
面積は都内でも特に狭い都市ですが、神奈川県川崎市とも隣接し、交通や流通という観点で見るとかなり重要な役割を担っています。
実際に、現在の住民の約半数が、23区内などに通勤しているというデータもあるほどです。
典型的なベッドタウンとして歩んできたエリアのため、交通関係のサービスはよく整備されています。
小田原線を主な移動手段とする住民が非常に多いですが、車両による移動を試みる場合もかなり便利です。
グリーンキャブのようなタクシー会社や、慶応バス・小田急バスのようなタクシー会社が進出していますし、2008年からはコミュニティバスの運行もスタートしています(高齢者にとっては、近場への移動がますます楽に、快適になったといえそうです)。
また、市内には古墳が多く存在することが全国的に知られています。
時間をかけて散策するという趣味を持つにはもってこいの場所でしょう。
市内の人口は、ベッドタウンらしく1970年代前半までは爆発的に増加していました。
しかしその後は急激に伸び方が衰えます。
それでも人口増加は完全に止まることはありませんでしたが、近年は微増ないし微減を繰り返す状況となっており、将来的には大規模な人口減少がはじまるリスクも指摘されています。
市内の高齢化率は2005年に18.6%、2010年に21.6%を記録しています。2023年には24.2%となりました。
これは国全体の平均値と比べると多少遅いペースとなっていますが東京都の平均値と比べれば上回っています。
数十年前に建てられた住宅地の住民の高齢化が進んでおり、気を抜いていられる状態には程遠いと考えられます。
少子高齢化の進行に合わせてケアサービスの大切さがさかんに強調されていますが、幸い狛江市では施設関連の介護サービスは、当初の予定通りに実施されていることが過半数を占めています。
たとえば2010年の時点では特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・介護療養型医療施設の利用者は合わせて400名近くに達していますが、その中には要介護度の高い高齢者も多く、重要な受け皿として機能していることが判明しています。
いわゆる老人ホームや高齢者専用住宅についても、数にはまだ限りがあるもののかなり健闘している模様です。
月額使用料については、それほど安くない施設も目立ちますが、15万円前後から相談できるケースであれば比較的見つけやすい状況となっています。