都内でも家賃の高いエリア。介護施設でもそれなりの費用が必要に
「小田原線」は上りが新宿・千代田線方面へ、下りが小田原・箱根湯本・片瀬江ノ島方面などへと向かいます。一方、「井の頭線」は上りが渋谷方面へ、下りは明大前・永福町・吉祥寺方面などへと向かう電車が乗り入れています。
1日の平均乗降人員は、小田急電鉄が約12.1万人、京王電鉄が約11.9万人でした(2013年度調べ)。元々世田谷区は人口が多く、下北沢駅エリアも例外でありません。人口に比例して駅利用者数も多いのですが、地理的に隣駅との距離が短く、「井の頭線」を例にとると両隣の「池ノ上駅」・「新代田駅」とは500~600m程度の距離です。そのため、利用者が一駅に集中せずにすみ、比較的分散されているのです。
このように下北沢駅エリア及びその周辺地域は駅が多いですから、エリア内のどこに住んでいても駅が近いため大変便利です。そして、駅自体もバリアフリー化が進み、エレベーターやエスカレーター、車イス用トイレ、オストメイト(人工肛門・人工膀胱の方の為の設備)が設置されていますので、利用しやすい環境です。
また、下北沢駅から少々歩きますが、路線バスにも乗り換えられるようになっています。駅から東に数分歩くと「茶沢通り」に面した「下北沢駅前」停留所があり、「小田急シティバス」が運行する北沢タウンホール行や駒沢陸橋行のバスに乗れます。
交通アクセスの観点から見て、利便性が高い場所ですから、下北沢駅エリアの高齢者向けの介護施設も、料金が高額の場合が多いようです。特に介護付き有料老人ホームは、介護サービス代が料金に付加されている分、必然的に利用料も高め。入居時の費用が数百万円から数千万円、月額利用料が20~30万円程です。
しかし、最近は入居時の費用は0円、月額利用料は30万円程というプランも出てきましたから、初期費用を抑えることが出来る様になりました。そもそも、世田谷区は東京23区の一つですから、どの施設も料金は高めです。その中で、自分に合ったプランが選べるのは喜ばしいことだと思います。
さらに、下北沢駅周辺にはスーパーやドラッグストア、デパートといった商業施設だけでなく、区役所や病院など、生活に密着した主要施設も揃っていますので、生活するにはとても良い場所。是非、下北沢駅エリアの介護施設見学をしてみて頂きたいです。