23区内に今も農地が残るエリア。のんびりとしたシニアライフを実現できる!?
東京都の北西部には、東京メトロの副都心線と有楽町線が駅を立て続けに共有する区間があります(和光市駅から小竹向原駅まで)。その中間に位置するのが平和台駅で、副都心線が開通したのは2008年のことですから、ここまで便利になったのはそれほど昔のことではありません。
もともと有楽町線側の駅が開業したのも約30年前のことで、駅の周辺はひと昔前までかなりのどかな雰囲気に包まれた土地でした。実は今でも農地がいたるところに残っており、心が洗われるような風景を眺望できる土地柄。メトロを使える影響から住宅地が、そして商業施設が今もなお増え続けており、買い物などの楽しみも思う存分味わえます。
車両で移動する場合は、東京都道311号環状八号線をはじめとした幹線道路を使うことがおすすめ。国際航業バスが営業する路線はたくさんあります。光が丘駅や赤羽駅のような近隣の主要な駅に向かう路線がほとんどですから、近場に行きたいときにバスを使う高齢者は少なくありません。
副都心線と有楽町線は、いずれも池袋駅に向かう路線ですが、そこから先は行き先が分かれます。渋谷や新宿方面に向かう場合は副都心線、千代田区や中央区の方向に行きたい場合は有楽町線を使うと良いでしょう。この駅の利用率は順調に増えており、2013年の発表では1日あたりの乗降客数が4万人にあと少しというところまで伸びていることが明らかにされました。
練馬区は、23区内の中ではかなり農地が多く残っているエリアだと評されています。実際に、若いころに農業に従事していたという住民は依然として多く、高齢化率の上がり方には楽観していられないものがあります。
幸い区では介護サービスにかなりの予算を投じており、増え続ける介護への要望に応じる姿勢を崩していません。施設関係のサービスは、土地や建物、そしてスタッフを確保することの厳しさがありますが、練馬区ではできる限りの対策を行っています。
もちろん、それでも特別養護老人ホームや老人保健施設になかなか入居できない高齢者は毎年たくさんいます。練馬区は民間の老人ホームや高齢者専用住宅がかなり多く、平和台駅の周辺で探しても、比較的安価な施設が見つかりやすく、こうした民間の業者のお世話になることを、多くの家庭に検討していただきたいです。新しく建てられる施設もまだ増える見通しですから、情報をよくチェックしましょう。