東京都と神奈川県の境界線近くで、本格的な介護施設に暮らせます
しかし駅の周囲は決して不便な土地ではありません。いちばん目立つのはさまざまな学校機関がかたまっている点でしょうか。学生や児童がよく歩いている姿が日常的に目撃され、初々しさに満ちた独特の雰囲気が形成されています。バスの乗り場のような、駅前とその周囲には欠かせない施設は早くから整備されており、東急バスがこの地域でのシェアを独占しています。
じゅうぶんに発展しているエリアのため、駅の利用率は上がっていく一方です。1日あたりの乗客数は2007年に14000人を、2012年に15000人を突破しています(都内の基準に照らすと、これでも利用者数は少ない部類に入ってしまうのですが)。
この駅は東海道本線に属することになっていますが、現在は横須賀線と湘南新宿ラインの列車だけが停車します。しかしその条件が利用者の移動にとって足かせとなることはありません。隣接する駅は品川駅と武蔵小杉駅です。したがって1駅区間我慢するだけで、ただちにJRの各線(山手線・京浜東北線・南武線・東海道新幹線)、東急線(東横線・目黒線)、京浜急行本線に乗り換えできることになります。
なお、湘南新宿ラインを使うなら品川駅の代わりに大崎駅が隣駅となりますが、その場合は山手線および東京臨海高速鉄道のりんかい線を使えることになるはずです。いずれにしても、23区内や川崎市内・横浜市内を中心に、あっという間に便利な場所に行けることに変わりはありません。
現在の西大井駅の周辺で介護施設を探すと、思ったより駅から遠い場所にあるように見えてしまうことがあります。しかしどこかの駅やバスの停留所、あるいは幹線道路の出入り口付近にあることがほとんどのため、その点をあまり気にする必要はありません。本格的な設備や人材を配した非の打ちどころがない介護施設がどんどん見つかる点はひそかに羨望の的となっています。介護付き有料老人ホームの場合は、その傾向がとても強くなります。
その分、費用がそれなりにかかるところが多いという特徴はありますが、グループホームの場合ならコストはあまりかからないことが大半を占めます。認知症がはじまっているならグループホームへの入居を第一に考えたほうが妥当でしょう。