環境が優れており、施設がだいぶ増えてきました
隣の新松田駅と5キロ以上離れていることから、近隣の住民の間では車に頼った生活をするケースも多いですが、その一方この駅の需要はとても高いものとなっています。このような事情から、駅前で乗れるバスの路線はわりと多めです(ただし、神奈川中央交通が運行を独占しています)。駅前ではタクシーの利用もしやすい状況となっており、ワゴンタクシーを愛用する住民も少なくありません。幹線道路については、国道246号線がいちばん近くて便利です。
渋沢駅は現在、小田急小田原線の管内にある駅ですが、多摩急行や区間準急などが停車しません(急行や快速急行などは停まりますが)。これらの列車に乗り換えるには、上り方面を目指す必要があります。
もともと上り方面にはよその路線に乗り換えできるところがたくさんあります。海老名駅・厚木駅ではJRの相模線に乗れるほか、町田駅では横浜線に、相模大野駅では小田急江ノ島線に乗り換えできます。さらに先を目指すと、新百合ヶ丘駅にたどり着きます。この駅では多摩線への乗り換えが実現する上に、あらゆる列車が停車するため、新宿方面に向かって高速で移動できるというメリットがあります。
渋沢駅の利用率は、今世紀に入ってからほとんど変わっていません。1日あたりの乗降客数は、27000~29000人の間で小刻みに上下する程度です。ピークを過ぎたとよくいわれますが、安定期に入っていることはほぼ疑いありません。
渋沢駅の近辺は、介護施設の戸数でいえばまずまずといったところ。特に多いとはいえませんが、少なすぎるという状態では決してありません。選り好みしなければ、早急に専門的なケアサービスを必要とする高齢者を受け入れてくれる施設を見つけ出せるでしょう。
駅から近い施設や遠い施設、あるいは費用が安く上がる施設から高額でデラックスな施設と、各施設の特長も相当に細分化しています。施設のタイプについては、介護付き有料老人ホームとグループホームが主力でしょうか。ただしサービス付き高齢者向け住宅なども増えているところです。