政治家が毎日活動する地区。しかしそのほかの施設も多いです

日本の政治の中枢を担う機関が固まっている千代田区の永田町地区。この場所に建てられた40年以上昔に建造された永田町駅は、当初から自動改札に対応した乗車券が販売されており、時代の先端技術が投入されていました。
駅から地上に出ていただくと、南側を中心に国会議事堂や参議院の議長公邸、憲政記念館といった政治関連の施設が軒を連ねています。ただしそのほかの方角に目を向けていただくと、政治や行政とは無縁の建物・施設が多めです。
駅の東側は、少し歩いていただくと皇居を取り囲む桜田濠が見えてきます。その反対方向に進むと、赤坂御用池や赤坂離宮を取り囲む深い森に到着できます。そして、グランドプリンス赤坂やホテルニューオータニといった一流の宿泊施設や、国立劇場などの最寄り駅として有名です。
永田町駅は、国道246号線や内堀通りなどにお乗り入れしやすい場所にある駅。付近に設置されている停留所でお待ちになると、都営バスの路線や東京空港交通が運行するリムジンバス、また西部バスグループが手掛ける高速バスを利用できます。
永田町駅は東京メトロの半蔵門線・南北線・有楽町線が交差する駅です。そしてこの駅は、赤坂見附駅と接続しており、また赤坂見附駅まで移動していただくと、銀座線・丸ノ内線に乗車可能です。東京メトロにおいて、同時に5種類の路線をお選びいただける駅はほかにありません。赤坂見附駅との間には、動く歩道が敷かれているため高齢の方でも楽に移動していただけます。
永田町駅の利用率は、3種類の路線を総合すると今世紀に入ってからもまだ伸び続けているところです。1日あたりの乗降客数は、2007年に6万人を上回りました。ときどき微減する年が確認されていますが、その後も増加中です。2016年になると一気に増えており、7万5,000人を上回ったほどです。
永田町駅の周辺で介護施設をお探しになりたいなら、駅から2kmを過ぎたあたりから。もっとも、2km未満に施設がないわけではありません。駅から徒歩10~15分圏内の場所で運営されている施設はあります。また、行政施設が集中する地区やオフィス街と隣り合わせのエリアのため、駅からの方角にも注意していただく必要があります。施設の種類に関しては、民間の施設では介護付き有料老人ホームが、公的な施設では介護老人保健施設が見つかりやすい状態です。