現代性と歴史的な情緒が、うまくかみ合わさった市街地
以前は、庶民的な市街地がいまだに残るエリアとして、近接する高級住宅街とははっきりとしたコントラストが形成されていました。現在もまだその特徴はだいぶ残っていますが、中高層の建物などがだいぶ増えています。また、世界各国の大使館がかなり集中しているエリアで、国際色豊かなイベントや飲食サービスなどを楽しめる機会が豊富になりました。
バス乗り場は駅の周囲に数ヶ所置かれています。都営バスと区営のコミュニティバスが管轄する路線を利用できます。駅からいちばん近い乗り場は、環状3号線と都道415号線の交差点の付近に設営されています。
麻布十番駅は、都営地下鉄大江戸線と東京メトロ南北線が乗り入れる駅です。大江戸線については、5区間先にある新宿駅が最大の乗り換え拠点でしょう。それを別格とするなら、2区間離れた大門駅は、浅草線・JRの山手線・京浜東北線、東京モノレールの羽田空港線と乗り換え先が比較的多い駅です。
南北線については、3区間離れた発着駅である目黒駅まで行くと、三田線、山手線、東急目黒線に乗り移れます。反対方向については、2区間だけ離れている溜池山王駅で銀座線・丸ノ内線・千代田線への乗り継ぎを実行できます。
麻布十番駅の利用率は、開業以来ずっと上昇志向にあります。大江戸線と南北線それぞれの1日当たりの乗降客数を合計すると、2003年と2013年では17000人程度の差が生じています。
麻布十番駅の周辺で介護施設を見つけやすくなるのは、駅から1キロ以上過ぎたあたりからでしょう。駅から数百メートルという近距離圏ではどうしてもごく少数しか出てきません。5キロくらい離れたあたりまで含められるようなら、含めることをおすすめします(そのほうが、いろいろな施設が目にとまりますから)。
施設の区分は、介護付き有料老人ホームがほとんどでサービス付き高齢者向け住宅がときどき散在しています。麻布界隈という立地条件のため、入居コストについてはほとんどの施設で高くつく可能性があります。とはいえ金額について固定制をとっているところはほとんどなく、変動性が主流ですから、相談しながら決めることなら可能でしょう。