新宿まで乗り換えなしという利便性の高いエリアでは、グループホームの拡充が進む
都庁前駅に出ると、その後は東京23区の大部分を囲む形で一周する路線を利用できます。新宿駅や大門駅をはじめ、いろいろな鉄道への乗り換えが可能な駅がその中には含まれています。大江戸線は比較的新しい鉄道ですから、設備面でも優秀です。
なお、バスを使いたい場合は国際興業バスや西武バスが管理する路線を使うことになるでしょう。練馬区内の移動(近くにある和光市へ向かう路線もありますが)をする場合は、頼もしい移動手段となってくれるはずです。
駅のオープン以来、利用者は順調に増えていましたが、2000年代に入ると乗降客数は横ばい気味に変わっています。2010年前後になると、1日平均の乗降客数が前年度より減少したこともありました。しかし2013年度には59000名を超える結果となっており、またわずかながら増加の傾向を示しています。
この駅の名前は「光が丘団地」に由来していますが、実際に毎日の利用者の大半はこの団地の住民です。団地がある以上生活の手段は原則としてすべて近場で間に合うようになっている点は歓迎すべきメリットでしょう。
練馬区はもともと区内にたくさんの団地を有している自治体です。数十年前に建てられたところもあれば、今なお新築ないし改修計画が進んでいるところもありますが、住民の高齢化という問題と慢性的に隣り合わせとなっていることは間違いありません。
高齢者介護の問題も切実ですが、ありがたいことに練馬区はその方面ではなかなか実績があります。特別養護老人ホームや老人保健施設の収容人員を増やす努力をずっと続けていることは有名ですが、グループホームの拡充についても定評があります。そして民間の業者が運営する有料老人ホームの数や質の高さも、忘れてはいけません。
光が丘駅を基点に施設探しをすると、さまざまな形態の施設が次々と見つかります。駅のすぐそばに施設が多いわけではないものの、自然に恵まれた場所にあったり、日当たりや敷地の広さが優れていたりと、人目を惹きつける長所が多い施設が中心を占めているはずです。費用については、価格に幅がある施設から、どんな利用者からも一定の金額を徴収する施設までバラバラですが、月に20万円以内の負担でもOKの施設はかなり混ざっています。