パノラマ
町田市の東部が、高レベルの介護施設がずらりとそろった土地に
鶴川団地をはじめ、住宅エリアが広大に広がる町田市の鶴川。大量の住民の通勤や通学を支えるために交通インフラは常時万全の体制でサービスされています。鶴川駅はその中心的存在と呼べるでしょう。駅のすぐ北には鶴川街道が通っています。ここから町田街道や甲州街道など近接する幹線道路に難なく出入りすることができます。昨今の区画整理事業の際に、道幅の改良工事などがそつなく行われたことは大いに評価するべきでしょう。
このような優れた道路事情に恵まれた駅の場合、駅前に派手なロータリーが設営されるのが世の慣わしですが、鶴川団地はその典型といえます。参入している事業者は小田急バスと神奈川中央交通バスの2グループのみですが、今までに生み出された路線は本当に多く、市民にとってなくてはならない足となっています。タクシーについてもバスと変わりなく、専用の乗り場から日々たくさんの乗客を集めています。
こうしたタクシーやバスのターミナルに面して、たくさんの高層ビルなどが並んでちょっとしたビル街が形成されています。高齢者にとっても楽しめる買い物や飲食、また娯楽などを提供してくれる店舗も多く混ざっています。
鶴川駅は現在、準急と区間準急以外に先を急ぐために準備された列車は停車しません。しかし、町田駅と2区間しか離れていないため、それほどのハンデを感じる必要はないでしょう。町田駅では、JRの横浜線に乗り換えるチャンスが生まれるため、自然と中途下車する機会は多めになるはずです。
ちなみに、反対方向に2区間離れている新百合ヶ丘駅でも、快速や快速急行が停車するため同じくらい便利な使い方を実行できます。新百合ヶ丘駅では多摩線への乗り換えも行えます。
この駅の過去10数年間の利用率は、1990年代と比べて上がっています。1日あたりの乗降客数を振り返ると、2007年に70000人を突破してピークを迎えました。その後はまた70000人以下で推移していますがいつ70000人を再度超えても不思議ではない状態です。
昨今の鶴川駅の周辺は、大型の介護施設の進出が相次いでおり、余生を過ごす場所としてもっと注目されてよい状況となっています。介護付き有料老人ホームが圧倒的に多いですが、サービス付き高齢者向け住宅などの増加もそのかたわら進んでいる模様です。費用体系については標準的といってよいでしょう（ところで、少し意外なくらい安価なコストで契約可能なところが含まれており、検索の際は注意して見たほうが無難です）。
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