パノラマ
文化施設や高級住宅地の間で、手厚いおもてなしを受けられます
世田谷区から杉並区にかけてのエリアには、昔から高級住宅地や著名人が邸宅を構えた区画が散在します。芦花公園こと蘆花恒春園は、明治～大正という激動の時代に執筆活動を行った徳富蘆花の旧宅をもとにつくられた歴史のある公園です。一般公開されたのは戦時中にさかのぼりますが、この前後に最寄り駅の名前が公園と同名に変更されています。芦花公園駅は、現在でも徒歩10数分でこの公園に行ける位置に存在します。また、世田谷文学館が近くに建てられており、文化を学べるという楽しみを持てる土地柄です。基本的には駅の周囲は閑静な住宅地で、老後をゆったりと暮らしたい場合にはおあつらえ向きのエリアです。
駅前には専用のロータリーがあるため、バスへの乗り降りは快適に行えます。駅前に乗り入れているのは関東バスの路線が多いですが、小田急バスの路線も若干残っています。幹線道路については、国道20号線がいちばん近くて交通量が多く、よその道路への接続も簡単です。
芦花公園駅は京王本線に所属しています。快速列車や急行列車などはいっさい停車しませんが、隣駅である千歳烏山駅で待っていれば特急以外はすべての列車をキャッチできます。
そして乗換場所については、上り方面であれば下高井戸駅がいちばん近いです。下高井戸駅では東急世田谷線に接続していますし、そのひとつ向こうにある明大前駅では井の頭線に接続しています。下り方面に注目すると、いちばん近い最寄り駅は調布駅です。この駅では相模原線への乗り換えを実現できます。
芦花公園駅の利用率は、歳月の経過とともにじわじわと今なお上がっています。１日当たりの乗降客数をチェックすると、2007年に13000人を、さらに2013年に史上初めて14000人を突破しました。当分の間、一定のペースで利用客は増えていくものと予想されています。
芦花公園駅の周辺は、介護施設の需要が低い土地ではありません。ただし新しい施設の建造に関しては諸般の事情から遅れている面があるようです。入居者を受け入れる余裕がある施設数は限られているものの、駅からとても近い距離で開業しているところを見つけることはそれほど難しいことではありませんし、あきらめる必要はまったくありません。
芦花公園駅の近隣でサービスを提供しているのは大半が介護付き有料老人ホームですから、施設探しをするならまずこのタイプを軸に検索したほうがよいでしょう。入居後の環境については、緑が豊富であったり医療系のサポートが充実していたりと、ハイレベルです。
画像の一部はwikipediaから引用しています
