駅に近くて移動が便利でありながら、静かな暮らしを楽しめます
駅が創設されて以来、周囲は少しずつ発展しています。しかしトータルで見るなら東船橋駅の周囲は、いわゆる「繁華街」「オフィス街」といった雰囲気が漂うエリアではありません。駅から至近距離の範囲に関しては多少大きめのビルなどが集まっており、事業所や支店などをおいている企業もありますが、総武線沿線としてはかなり物静かな印象が強いです。住宅地などが駅のそばからすぐにはじまっているため高齢者が終の棲家を設ける場所としては好都合でしょう。
駅の北口と南口には、早くからバスの運行がスタートしています。現在は京成バスグループと船橋新京成バスがサービスの担い手となっています。総武線は中央線とつながっている路線として有名です。中央線は、山手線の管内を横断しており、乗り換え先の多さではずば抜けています。しかし中央線の管内を除いて考えても、総武線は乗り換え先を持つ駅がほとんどです。東船橋駅の周辺もほとんどの駅が乗り換えに使われています。
両隣の船橋駅・津田沼駅だけでもたいへんに便利で、どちらの駅でも総武線の快速列車に乗り換えできます。そして船橋駅では東武野田線と京成電鉄の本線に、津田沼駅では新京成線に乗り継ぎ可能です。
東船橋駅の利用率がピークに達した時期は、1980年代ないし90年代の初頭と考えられています。1日あたりの乗客数が20000人を越えた時期もあったのですが、世紀が変わる前後の時期は17000人台まで減りました。その後は微増に転じ、18000人台を記録する年がしばらく続いています。この駅を最寄り駅とする高校(県立船橋高校・市立船橋高校)への入学者がいるため、利用率が安定しやすいという意見がよく出ています。
東船橋駅の周辺は、介護施設の総数だけで判断するならまだ改善の余地があるでしょう。しかし、駅から数百メートルの近場での進出に成功する民間の事業者は少なくありません(用地の獲得などの問題をクリアできた例が多いのだろうと推定されています)。
介護付き有料老人ホームとグループホームが目立ちますが、住宅型有料老人ホームなども少しずつ増えています。集合住宅のような構造の建物が多い印象ですが、内装・外装に工夫を凝らすことで、無機質ではなく温かみのあるイメージをかもし出しているところが多いです。