こぎれいなベッドタウンに今、個性あふれる施設が増加しています

駅の開業から10数年を経て、東京ディズニーランドが開園したことはその象徴でしょう。人口や物資、産業のの集中が駅の誕生からほどなくして活発に進められていたことが推察できます。現在も、ベッドタウンとしての役割は強く、若い世代を中心に人々の流出入が絶えないエリアとなっています。街としてまだ若く、史蹟などに欠ける点は弱点ですが、市街地全体がまだ新しくて清潔感がある点や、設備面で全体的に充実している点はセールスポイントでしょう。
なお、駅の周囲では現在再開発計画が持ち上がっています。たとえば駅前には目立つ広場があり、タクシーの運行などはこの場を中心に行われていますが、バスのロータリーとしては手狭だとよく指摘されていました。現在はバスの乗り場が駅の周囲に分散していますが、再開発計画が開始すればそうした問題点が改善されるという見通しが持たれており、近未来に向けて大きな望みを感じさせてくれます。
浦安駅は、東京メトロの東西線の管内にある駅です。快速と通勤快速がそろって停車する駅は周囲にはなく、一時下車する乗客は少なくありません。乗り換えについては、終着駅である西船橋まで行くか、門前仲町駅から先(乗り換えできる駅が連続しています)を目指すことになるでしょう。なお現在は西船橋駅を介して東葉高速鉄道への直通運転が行われており、船橋市方面に行きたいときは重宝します。
浦安駅の利用率は、過去20年間はあまり変化がありません。ただしこの10年に絞ると、1日あたりの乗降客数が徐々に上がっており(2013年には75000人を超えました)、利用率が比較的回復していることが確認できます。
浦安駅の周囲にある介護施設については、ひと言でまとめ切れません。建物の大きさや全体の印象などが1軒ずつ異なり、どの施設にもユニークな持ち味があるからです。周囲の街並みと一体化していて、自然な運営に成功している施設が目立つことは、数少ない共通点かもしれません。グループホームや高齢者住宅のような比較的安価な料金で入れる施設から、介護付き有料老人ホームのようなスケールの大きさが目立つ施設まで、あらゆる施設が成功を収めています。