古き良き昭和の香りのする町並み。のんびりしたシニアライフも実現する!?
東京メトロの駅としては珍しく、他の鉄道や地下鉄を乗り換えが一切無い単独の終端駅。ホームも短く、3両編成しか止まれない状態なので、6両編成の直通列車が来られなかったのです。しかし、2016年を目標に6両編成も止まれるよう、ホームを伸ばす工事をしています。
今まで丸の内線支線は中野坂上から方南町の区間運転がほとんどでしたが、この工事のお陰で方南町にも新宿方面からの列車が来るようになり、支線でも直通列車の運行が始まります。それにより方南町駅の利便性は飛躍的に高まるので、利用客の動きも違ってくるかも知れません。
今日まで、方南町駅ではバリアフリー化も進んでおらず、車イス用の階段昇降機くらいしか駅構内になかったのですが、今回の大規模工事により、駅の方向性も変わり、エスカレーターとエレベーターが設置されることになりました。将来がとても楽しみな駅と言えます。
方南町駅まで地下鉄で来た後、駅の西口にある「方南町駅」停留所や東口にある「峯」停留所などから路線バスに乗れます。路線バスは京王バスか都営バスが運行しており、新宿駅西口行きや中野駅行きなど、様々な場所に向かうバスがあり、人々の移動手段をなっているのです。
昭和テイスト残る駅には階段にエレベーターのない状態が続いていたため、戦隊ヒーロー風の格好の「ベビーカーおろすんジャー」と名乗る個人ボランティアが、重い荷物やベビーカーを運ぶボランティア活動を不定期に実施。そのユニークさからテレビでもピックアップされ、一躍有名に。その他にも方南町には「お化け屋敷オバケン」という個性的なお化け屋敷があり、これも話題を呼びました。
個性的な名物だけでなく、方南町には介護付き有料老人ホームなど高齢者のための施設もあります。東京都内なので流石に利用料金も高めですが「認知症受け入れ可能」「居室広め」というように、高額な利用料にふさわしいサービスと設備のある老人ホームが多いようです。
おおむね、方南町は主に住宅街ですがマンションは少なく、古い木造アパートが目立ちます。駅周辺には今時の駅ビルではなく商店が並び、昭和のよき時代が残る、どこかのんびりした雰囲気がある町です。方南町駅エリアの介護施設に入居すれば、肩肘の張らない生活が出来るでしょう。