府中競馬場の近くに、豊かな介護環境が出現しています

もっとも飲食施設や公園、劇場や美術館といった文化施設などがそこかしこに存在し、町の眺めは一色ではありません。商店街などは大通り沿いに連なっており、わかりやすさと親しみやすさが持ち味です。便利さと静けさがうまく融合したエリアと呼んで構わないでしょう。
都道229号線や国道20号線と近い場所で、ドライブ環境という意味ではなかなか有利な位置にある駅ですが、バスの使いやすさもまた格別です。京王線の駅前である以上、いうまでもなく京王バスの勢力範囲なのですが、市営のコミュニティバスを愛用する高齢者も近所にはけっこう住んでいます。
京王線は新宿駅から京王八王子駅まで、東京の西半分を突っ切るように伸びています。東府中駅から近くて乗り換えに使える駅は、武蔵野台駅と分倍河原駅でしょう。前者は西武多摩川線に、後者はJRの南武線に通じています。もう少し離れた駅を含めるなら、調布駅では相模原線に乗り移れますし、高幡不動駅では動物園線と多摩都市モノレールを使えます。競馬場線については2駅しかない路線ですが、競馬が行われる日が来たら府中競馬正門前駅を利用して、時間や体力を節約しながら通うことがおすすめです。
東府中駅の利用者は、急なペースではないものの確実に増えていくばかりです。1日当たりの乗降客数が初めて15000人を突破したのは1990年のことでした。それから21年経つと20000人の大台に乗っています。21世紀以後の増加率はかなり低かったのですが、それでもこの駅の需要の高さははっきりとしています。
東府中駅の近隣には介護施設は地味に増えており、そのタイプはバラエティに富んでいます。あえて付言するなら、介護付き有料老人ホームが比較的多く、次点は住宅型有料老人ホームとなるでしょうか。しかしグループホームやサービス付き高齢者向け住宅の戸数や地域社会への浸透度も顕著です。
いずれにしても、費用面や立地面、サービス面や設備面など施設が持つ優位性は千差万別です。1軒ずつ直接チェックしに行くに越したことはありません(駅から多少遠くても、バスやタクシーがきっとその点を補ってくれるはずです)。これだけ施設の選択肢が豊富なエリアなのですから、慌てて決めてしまうのはあまりにももったいないことでしょう。