駅の近くに、親しみやすい住宅地が広がる希少なエリア

駅まで出てくればあらかたの手続きが済んでしまう点は、よその地域の住民には到底味わえないうまみでしょう。しかしオフィス街や繁華街などがひたすら続く地域ではなく、ひと昔前の情緒を色濃く残した住宅地が駅のすぐ近くから広がっています。駅に近くても、喧騒とは無縁の世界が残っているという珍しいエリアです。静けさと便利さを同じくらいの比率で享受したい向きにはぴったりではないでしょうか。そのほか、国道17号線や県道165号線が近くを通っていることでよく知られていますが、国際興業バスの路線が充実していることも最近有名になってきました。
与野本町駅は埼京線(東北本線)に所属する駅です。目と鼻の先にある大宮駅から都内を通って、さいはての大崎駅まで首都圏の要所の大部分に乗車できます。特に赤羽駅から先は、池袋駅・新宿駅・渋谷駅・恵比寿駅と23区内のトップクラスの乗車率を誇る駅が並んでいます。JRの各路線や東京メトロ・都営地下鉄他などへの乗り入れは決して難しくはありません。
与野本町駅の利用率は、全体的に上昇しているといえますが、細かく見ればそうでもないことがうかがえます。たとえば2006年は初めて、1日当たりの乗車数が14000人を超えました。しかし2009年にはわずかではあるものの14000人を下回り、その状態が2011年まで続いています。2012年にはまた盛り返していますが、今後の動向についてはなかなか予測が困難なのか専門家の間でも意見が分かれています。
与野本町駅の周囲は、前述したように住宅地が目立つエリアです。したがって介護施設を駅から離れていないところで見つけることはじゅうぶんに可能です。この点は、ここまで大都市の中心部に近いエリアでは非常に珍しい強みといえます。高齢者住宅やグループホームのような、もともと高額になりにくい施設であれば「駅から近いのに費用がかからない」というめったにないメリットに与れるかもしれません。
もちろん、鉄道の駅がかたまっている地域ですから、与野本町以外の駅に近いことがよくあります。あるいはバスの停留所にとても近いというパターンもあります。どんなルートを用いるにせよ、見学に出かけるのが難しくない施設でいっぱいです。時間を惜しまずになるべく直接見に行ったほうがよいでしょう。