市川市の中心であり、老人ホームも充実したラインアップ

駅の周囲は、公的な機関・商業施設・企業の事業所など、繁華街につきものの施設はほぼすべてが備わっているエリアとなっています。JRの駅の北口にも南口にも、発達したバスターミナルが存在し、京成バスが市内外への路線を多数管理しています。
総武線で移動する場合は、近くにある西船橋や船橋駅が特に重要な乗り換え場所となるでしょう。前者は武蔵野線・京葉線・東葉高速鉄道・東西線など、後者は東武野田線などに乗り換える利用客が多いです。
そして本八幡駅には、都営新宿線が乗り入れており、終着駅の役目を務めています。新宿駅はもちろんですが、その手前にある岩本町駅や九段下駅などで、他の都営線ないし東京メトロに楽に乗り継ぎができます。なお、京成線の京成八幡駅との間は多少離れており、数分歩く必要がありますが、地下道が完成したことから天気が悪い日でも楽に往復できるようになりました。
本八幡駅の利用率は高い水準にあります。JR総武線側についてはピークのころより乗客は減っているものの、この10年間は横ばいに近い変化を見せているにすぎません。2004年から2013年までの調査では、1日平均の乗客数は57000~58000人台をずっと記録しています。都営新宿線側については少しずつ増え続けていましたが、近年はその増加に歯止めがかかりつつあります。2001年に1日平均の乗客数が30000人を突破しており、2009年には34000人を超えました。
本八幡駅の周囲で老人ホームや高齢者専用住宅を探す場合は、どうしても駅から多少離れた場所もターゲットに含める必要性が高そうです(駅の近辺は、地価の高さや敷地面積の問題があるため)。駅から遠ざかると、船橋市や松戸市といった市外の施設になる可能性があります。しかし移動に関してはバスやタクシーを使いやすい土地柄ですから、その点はカバーできる可能性は高いです。
高齢者住宅・サービス付き高齢者向け住宅・介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・グループホーム……と、種類は豊富にそろっていますし、費用についても高い施設から安い施設までバラエティ豊かになってきましたから、「選択肢が少なくて残念」という結果にはなりにくいと思われます。たとえば安い施設を探したい場合ですが、どのタイプでも月額使用料が15万円くらいの範囲に収まるところが、少数ながらきっと存在します。