介護付有料老人ホームなども増え、高齢者に優しいエリアに
新小岩駅から中央総武線各駅停車に乗ると御茶ノ水駅や水道橋駅に行けます。特に御茶ノ水駅では東京地下鉄「丸の内線」やJR東日本「中央線」などに乗り換えることが出来るので便利です。本数も割と多いので、葛飾区民の足となっているようです。
また、総武快速線は千葉から東京を結ぶ線。新小岩駅から総武快速線の久里浜行きに乗れば東京駅に。そして千葉行きに乗れば舟橋駅に着き、そこから京成本線特急の成田空港行に乗車すれば成田空港方面へ向かいます。
新小岩駅のある葛飾区は東京23区で人口も多め。更に新小岩駅は葛飾区の南の玄関でもある駅なので、2013年の調査では1日平均乗降人員は約7.2万人にのぼり、利用者が多いのが特徴です。乗車人員については1992年よりほぼ横ばい。昔から多くの人が利用している駅なのです。
もともと新小岩駅は1926年に国有鉄道の新小岩信号所として誕生した歴史の長い駅です。そのため、バリアフリーに余り対応出来ていないのが難点。しかし最近は車イス用のステップリフトやエスカレーターが設置され、エレベーターも2018年を目標に設置される予定です。これは葛飾区のバリアフリー計画の一つだと思いますが、その他にも区は高齢者のために、特別養護老人ホームを増設したり、気軽にレクリエーションなどが楽しめる「いきいきふれあいサロン」を開設したりしています。
「男はつらいよ」の舞台にもなった葛飾区は下町風情の残る昔ながらの街。そのため高齢者の数も多く、高齢化率も20%を超えています。増加する高齢者のための街づくりのお陰で、介護付き有料老人ホームなども少しずつ増え、年々、高齢者や障がいを持つ方が住みやすい街になっているのです。
また、駅の南側には新小岩ルミエール商店街があります。これは葛飾区で最初に出来たアーケード街で雨の日でも気軽に買物が出来る場所です。他にも色々とショッピングを楽しめる店がありますので、介護付き有料老人ホームなどに入居しても、外出イベントなどで買物が楽しめる立地です。自立の方は、駅周辺のサービス付き高齢者住宅に入居すれば、散歩や買物が楽しめるでしょう。
住民が区の各エリアから路線バスで駅に行けるよう、駅には「新小岩駅バス停」「新小岩駅北口バス停」などのバス停が完備されています。都営バスや京成バスなどが駅と区域を結び、区民の利便性を高めています。区民が新小岩駅を気軽に使える環境が整っていると言えます。