サービス付き高齢者向け住宅・グループホームが特に多い地域
現在も交通上の要所であることに変わりはなく、駅の東口・西口ともに大規模なバス停留所が置かれています。東口については駅の目の前ではありませんが、車道の向こうに広いロータリーがつくられています。相鉄バスや神奈川中央交通のほか、横浜市営バスが保土ケ谷駅周辺の路線の運行者となっています。
現時点では保土ケ谷駅を通る路線はJRの東海道本線のみです。ただし横須賀線および湘南新宿ラインを利用できるというメリットがあることで広く知られています。後者については、宇都宮線~横須賀線(直通)の系統が停車するため該当する場所に通う事情がある人々からは広く支持されてきました。
そして保土ヶ谷駅は横浜駅のすぐ隣にあるという立地上のセールスポイントの大きさはずば抜けています。その先に行くと、鶴見駅では鶴見線への乗り換えが可能ですし、蒲田駅では東急多摩川線・池上線への乗り換えを実行できます。反対方向を目指す場合、乗り換えで重宝しそうなのは戸塚駅でしょう。横浜市営地下鉄のブルーラインに接続しており、横浜駅に行かなくても横浜市内の各地を回れるチャンスが発生します。
保土ケ谷駅の利用率は、長い目で見ると少しずつ上がっていることがわかります。1日当たりの乗客数は1992年以後30000人台を維持しており、2012年には今世紀に入って初めて32000人を突破しました。
保土ケ谷駅の界隈は保土ヶ谷区の中心地区でもあります。この辺りを中心に介護施設を探すと、サービス付き高齢者向け住宅とグループホームの進出が目覚ましいことを実感できます。駅から数百メートル圏内のかなり地価の高いところにも少数ながら誕生しており、業者やスタッフのモチベーションが強いことは間違いありません。この2種類の施設についてはその性質上、どんな場所につくられてもあまり入居コストが高騰しないという点で一致しています。
それらの施設については、介護付き有料老人ホームの活躍が日に日に顕著になっています。保土ヶ谷駅と横浜駅の中間地点にある施設も増えており、交通上のメリットが特に多いことはこの場にきちんと書き添えておくべきでしょう。