有料老人ホームが、駅から近~中距離圏内に増えています

ただし、1キロ弱しか離れていないにもかかわらず、比較的落ち着いた雰囲気のビルや集合住宅などの割合がだいぶ高まるという事実があります。住まいを設ける場合は、利便性を手放さなくて済む一方で、喧騒から解放された生活を確保できるというメリットが大きいでしょう。
駅の近くには国道126号線のような幹線道路を皮切りに、使いやすい道路がたくさん走っています。タクシーやマイカー、路線バスなどを使いやすい場所のため、東千葉駅から列車を使わなくてもあちこちに出かけられるという利点があります。
東千葉駅は、JRの総武本線の管内にあります。快速列車および通勤快速列車は停車しませんが、両隣の千葉駅・都賀駅ともにそれらが停車するため、あまりこの点を気にする利用者はいない模様です。
千葉駅では総武線・外房線・内房線に加えて千葉都市モノレールの1号線・2号線、そして京成電鉄の千葉線への乗り継ぎが考えられます。ちなみに千葉都市モノレールの2路線に関しては、都賀駅でも乗り換えが可能です。そして都賀駅から4区間離れたところには佐倉駅があります。佐倉駅では成田線への乗り換えができる点が、大きな強みとなっています。
東千葉駅の利用率は、以前から高くないといわれてきました。その原因は車両関係の利便性の高さなどが原因だとされています。1日平均の乗客数に関しては、1990年代は低下していたものの2000年代に入ると横ばいに近い形で推移するようになりました。過去10年間は、2000~2200人の間で上下を繰り返しています。
東千葉駅の周囲は、市内中心部に近接していながら住まいを置きやすい点がポイントですが、そこに着目した介護事業界が少し前から入り込んできました。その努力が最近報われるようになったことはもっと評価されてよいでしょう。駅から数百メートル~2キロくらいの範囲に、介護付き有料老人ホームがずいぶんと増えているのです。住宅型有料老人ホームもそれに伴うように増えつつあります。
料金システムに関しては、駅から近いところは比較的高くつく傾向がありますが、1キロ以上離れるだけでもかなり安くなる可能性があります。また、サービス付き高齢者向け住宅も多少増えている印象があります。