高齢化率の高い足立区の中心的なエリア

この駅は綾瀬駅から延びる支線に属するため、綾瀬駅から先に行くときは運行系統の違いに注意する必要があります。しかしいずれは1本でどの駅にも行けるようになる可能性が高く、総合的な見地から「将来が楽しみな駅」とみなすことができます。それに綾瀬駅での常磐線、その次にある北千住駅での日比谷線や伊勢崎線などへの乗り換えを考えると、現時点でもなかなか便利な駅だといってもかまわないでしょう。
ここで車両を使う移動にも目を向けてみましょう。バスの停留所は駅から少し離れていますが、東武バスセントラルや朝日自動車が運営する路線が数本存在します。綾瀬駅・亀有駅・王子駅・六木・区役所方面に向かう路線があるため、行き先のバランスはかなりとれています。
また自家用車で移動する場合は、都道318号環状七号線や首都高速6号三郷線に入れるスポットが近くにあるため、近距離・遠距離どちらの移動もスムーズな立地となっています。1日当たりの乗降客数は、過去10年を振り返ると大きな変化はありませんが、全体としては少しずつ増え続けています。2008年以降は安定して25000名をオーバーしています。
この駅があるのは足立区です。足立区は23区内でも高齢化率の上昇が激しいほうに属します。特別養護老人ホームや老人保健施設を舞台としたケアサービスの拡充は絶えず続けられていますが、それでもすさまじい勢いで伸び続けるニーズを吸収しきれていません。一般の私たちには、いろいろな老人ホーム・高齢者専用住宅をチェックする方針で動くことが求められるご時世だという結論になりそうです。
北綾瀬駅を基点にして施設の検索をすると、残念ながら至近距離で手ごろな施設を見つけ出すことはかなり難しい状態です。なるべく範囲を広めに設定して探したほうがことがうまく運びます。この界隈で、多めに出てくるのは高齢者住宅・サービス付き高齢者向け住宅で、有料老人ホームの数はわりと限定的です。メリットをあげるなら、月額使用料が10万円強くらいにとどめられる施設が何軒もあることでしょうか。