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女性が認知症の中核症状について調べている

【専門医監修】認知症の中核症状とは?対応方法や周辺症状との違いを解説

判断力障害や失語、記憶障害など脳の機能が低下することで直接的に現れる症状のことを中核症状と言います。

「物忘れと認知症の記憶障害を見分ける方法ってあるの?」「中核症状と周辺症状の違いってなに?」など、認知症の中核症状についてわからないことは多いですよね。

この記事では、日本認知症学会の理事を務める玉岡氏監修のもと、中核症状に該当する症状や具体的な介護の方法を詳しく解説します。

中核症状の代表的な5つの症状(記憶障害・失語・失行・判断力障害・実行機能障害)について具体例を挙げながら紹介していますので参考にしてみてください。

認知症の中核症状とは

認知症の症状を説明する医師とそれを聞く親子

認知症は原因疾患によって現れる症状が異なります。

認知症になると出る症状のイメージとして「全ての記憶をなくしてしまう」「夜間に歩き回ってしまう」というものがあるかもしれませんが、これらの症状が認知症の方全員に表れるわけではありません。

以下で詳しく解説していきます。

中核症状と周辺症状(BPSD)の違い

認知症の症状は、中核症状と周辺症状の2種類に分けられます。

中核症状とは、判断力障害や失語、記憶障害など、脳の一部分の損傷をきっかけに、脳の機能が低下することで直接的に現れる症状のことです。

そのため中核症状は、脳のどの部位が損傷するかによって、どのような症状が出るかはある程度の予想が可能です。

例えば、アルツハイマー型認知症であれば、事柄を覚えられなくなる「記憶障害」、時間や場所がわからなくなる「見当識障害」などがほとんどのケースでみられます。

しかし、徘徊や暴言・暴力、被害妄想などの症状は、ある特定の部位が損傷したからといって必ずしもみられるわけではありません。

これらの症状は「周辺症状(BPSD)」と呼ばれ、本人の置かれている環境や中核症状が、本人の性格や考え方に影響を与えて表れます。

認知症の中核症状の種類と対応方法

認知症の中核症状の代表的なものが、もの忘れがひどくなり、新しいことが覚えられなくなる「記憶障害」です。

認知症と言えば、多くの方がこの症状をイメージするのではないでしょうか。

ほかには、言葉を理解したり発したりすることが難しくなる「失語」、時間や場所がわからなくなる「見当識障害」、適切に判断・対処できなくなる「判断力障害」、物事を順序良く行えなくなる「実行機能障害」があります。

各症状について詳しくみていきましょう。

記憶障害

認知症の記憶障害で財布を無くした高齢男性

記憶障害になると、数分前の新しい出来事を脳に留めておく「近時記憶」が難しくなります。

例えば、夕飯を食べたばかりなのに「食事はまだか」と言い出したり、ついさっき話したばかりの人に「よう、久しぶり」と声をかけたりします。

「近時記憶障害」ともいわれるこの症状は、アルツハイマー型認知症の初期段階でよくみられます。

この段階で「認知症かも」と家族や周囲の人たちが疑うケースが多いようです。

症状が進むと、昨日の記憶、1週間前の記憶、1年前の記憶と、以前の記憶も少しずつ失われていきます。

もの忘れとの違い

記憶障害は加齢によるもの忘れと勘違いされやすいですが、実際には大きく異なります。

単なるもの忘れは、夕飯を食べたことは覚えているが、何を食べたかは思い出せないという状態です。
一方、記憶障害の場合は、夕飯を食べたこと自体忘れてしまいます。

なお「何を食べたか思い出せない」という症状も認知症の初期段階の可能性もあるので、心当たりがある場合は早めから病院を受診しましょう。

否定しないことが大切

記憶障害で一番の問題は、本人に自覚がないということです。

そのため、自分が認識していることと、まわりが認識していることにずれが生じ、本人は次第に不安や恐怖を感じるようになります。

夕飯を食べた記憶がないのに、周りの人たちから「食べた」と言われるようなことが続くと、誰でも不気味さを感じるでしょう。

記憶障害への対応としては、本人の言動を否定するのではなく、周りの人が本人に合わせることが大切です。

まずは本人の言葉を受け止めて、不安を取り除くようにしましょう。

見当識障害

夜に徘徊する高齢男性と、頭を抱えた若い男性

記憶障害と同様に、認知症の症状としてイメージされやすいのが見当識障害です。

見当識とは、時間や場所、対人関係などを把握する能力のことで、私たちが「今がいつ」で「どこにいる」のかがわかるのは、見当識が正常に機能しているからです。

見当識が低下して、自分が置かれている状況を正確に把握しながら行動できなくなるこの症状を、見当識障害と言います。

なお、見当識障害は、「時間」「場所」「対人関係」の順に現れることが多いとされています。

時間
「今日は何月何日だっけ?」「自分は何歳だったかな」ということから始まり、次第に昼夜や季節がわからなくなります
場所
外出先で自分がどこにいるのかわからなくなり、自宅に帰れなくなったりします。
また、自宅にいてもトイレの場所がわからなくなり、排泄トラブルを起こすこともあります。
対人関係
人物の認識にも異常をきたします。
たとえ家族であっても誰だかわからなくなる可能性があります。
孫を自分の子どもの小さい頃と認識したり、配偶者を近所の人と認識したりするようになります。ただし、相手のことを単なる知り合いか、信頼できる人かどうかを把握する能力は低下しづらいとされています。

周りの理解が大切

見当識障害があると、今まで通りの対応が難しくなります。時に介護者は、イライラする場面があるかもしれませんが、本人は決してわざとではありません。

だからこそ、介護者は怒らずに冷静に接しつつ、話しかけるときは早口言葉ではなく正面からゆっくり話します。

そして、環境の変化を少なくして、本人がストレスを感じずに過ごせるように整えましょう。

お互いが気持ちよく過ごすために、適切な対応を意識することが大切です。

失語・失行・失認

続いて、中核症状の「失語・失行・失認」について解説していきます。

失語(言語障害)

言葉に詰まって頭を抱える高齢男性

介護をしている相手が言葉に詰まったり、話しかけても困ったような顔をしていることはありませんか。

その場合はもしかすると、失語の症状が現れているのかもしれません。

口やのど、気管など、言葉を発するのに必要な器官のことを構音器官と言います。構音器官に異常がないのに言葉を発する言語機能が低下するのが失語の特徴です。

失語にはいくつかの種類があります。

例えば、流暢に話していても言葉の理解が障害される場合のある「ウェルニッケ失語」、言葉の意味は保たれているが、言葉がスムーズに出ない「ブローカ失語」があります。

さらに、字が理解できないのも失語であり、それら全ての機能を果たすことが困難となる状態を「全失語症」と呼びます。

失語には、相手の言っていることが音として聞こえるのに意味がわからない、自分の言いたいことが言葉としてうまく表現できないなど、さまざまなタイプがあります。

会話のなかで「これ」「それ」「あれ」などの代名詞が多くなったり、相手の言っていることをオウム返しするような症状がみられたりする場合は、要注意です。

失語症と間違えないように注意する

注意点の1つとして、同じような症状の「失語症」と混同しないようにしましょう。

失語症は、脳出血などによって脳の言語機能中枢が損傷し、言語機能に異常をきたす脳の機能障害で、認知症とは異なるものです。

失語以外に認知症の症状がみられない場合は失語症の可能性が高いので、早めに専門医に相談しましょう。

失行

失行とは、身体的機能に問題がないにもかかわらず、日常的な動きができなくなる状態のことです。

今まで普通にできていた簡単な動作ができなくなってしまいます。

症例は以下のようなものがあります。

  • 衣服の着脱ができない
  • ハサミや箸の使い方がわからない
  • 鍵穴に鍵が入れられない
  • 順序がある工程や行動ができない

できないからといって介護者が手伝っていると、さらに何もできなくなってしまいます。そのため、介護者は見守りながら、必要なときだけ手を貸すようにしましょう。

工程が多い作業の場合は工数を減らしたり、使用するものに目印などをつけたりといった工夫をすることが望ましいです。

失認

身体的には問題がない一方で、視覚や聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五感が正常に働かなくなる状態を「失認」といいます。

正確にものが見えたり、音が聞こえたりしているにもかかわらず、その意味が理解できない状態になるのが失認の特徴です。

具体的な症例は以下のようなものが挙げられます。

  • トイレとゴミ箱を間違える
  • 自分のいる場所がわからなくなる
  • 触られていることはわかっても、それが何かわからない
  • 楽器(ピアノなど)を見ても何かわからないが、音色を聴くと認識できる

ほかにも、自身の身体の半分の空間が認識できない「半側空間無視」も失認の症状です。

空間の半分が認識できないため、食事のときに半分だけ残したり、絵を描くときに対象物の半分だけを描いたりします。

判断力障害

判断力が低下している高齢の女性と肩を落として落ち込んでいる眼鏡をかけた若い女性

いつもオシャレだった人が、ある日突然チグハグな格好をしてきたときは判断力障害の可能性を考えてください。

判断力障害が現れると、服装のコーディネイトのような「AとBを合わせるとどうなるか」といった判断ができなくなります。

判断力が低下していることから、あいまいな言葉に混乱する傾向があるのも判断力障害の特徴です。

例えば「ちょっとだけ待っててください」と言われても、その「ちょっと」が本人には理解できません。

そのため、たった5分しか待たされただけで「遅い!」と怒鳴ったり、どこかにいなくなってしまったりすることもあります。

料理の味付けが変わったりする

判断力障害の初期症状としてわかりやすいのが、料理の味付けが変わったり、自分で管理していた薬の飲み忘れが多くなったりすることです。

このような症状がみられた場合はすぐに専門医に相談し、適切な治療を受けましょう。

また、判断力障害が現れたときは本人に善悪の区別がつかないので、怒っても状況の改善は見込めません。

おおらかな気持ちで接し、本人を不安にさせたり、恐怖を感じさせたりしないように気をつけましょう。

犯罪に繋がってしまうこともあるので注意する

前述した通り、判断力障害が表れると善悪の区別がつかなくなるため、万引きなどで警察沙汰になるケースもみられます。

家族は驚くばかりですが、本人はお金を払わないのが悪いことだという認識がないのです。

そのような症状が見られる場合、なるべく介護者が本人に付き添うことが大切です。また、本人は悪気がなくしている行為なので、怒らないことも重要です。

実行機能障害

洗濯や買い物ができないイメージ

アルツハイマー型認知症をはじめ、脳血管性認知症や前頭側頭型認知症など、多くの認知症の初期症状として現れるのが実行機能障害です。

これは、物事を順序良く考えたり、効率的に計画を立てて実行したりする能力が低下した状態です。

そのため、買い物や料理、洗濯物を干す行為など、複数の行動を計画的に行うことができなくなります。

それまでできていたことが自立的にできなくなるため、介護者への負担も大きく、社会生活を送るうえで最も影響がある症状だとされています。

また、予想外の出来事に対応できないのも、実行機能障害の特徴。

例えば、買い物に行って目当てのものが売っていないとき、ほかのもので代用することや、ほかの店に行くという選択ができません。

介護者が寄り添うことが大切

このような実行機能障害への対処法は、できるだけ介護者が一緒に付き添い、するべきことを細かく確認したり、メモ書きをしたりすることです。

だからといって、すべての行動を介護者が代わりに行ってしまうのは良くありません。

認知症の方の場合、自分の思い通りにならないことが多く、ただでさえイライラしています。それに加え、悲しみや不安といった感情もあるでしょう。

ひとつずつ手順を踏んだ言葉がけでサポートし、不安や苛立ちを緩和してあげましょう。

認知症の種類別の中核症状

認知症の種類別で表れる中核症状は異なります。

種類別に解説していきます。

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症で見られる中核症状は記憶障害、見当識障害、失認、認知機能の低下、言葉が円滑に出ないなどです。

特に記憶障害はアルツハイマー病の代表的な症状であり、記憶を司る海馬が障害されるため初期症状から見られることがほとんどです。最近の出来事を覚えられない、人の名前が出てこない、片付けたことを忘れるといった症状が現れます。

そして、アルツハイマー病の記憶障害の特徴として、昔の出来事は記憶に残っていますが、新しいことを忘れやすく、さらに自分が体験したことも忘れる場合があります。

血管性認知症

血管性認知症では、記憶障害や実行機能障害などの中核症状が見られます。記憶障害については、アルツハイマー病より軽いことが多いです。

血管性認知症は脳のさまざまな血管が障害されて起きる認知症のため、認知機能がまだら状に保存されており、出てくる症状もさまざまです。もの忘れなどの記憶障害はあるものの判断力は正常といった症状が見られます。

その他に洗濯物の色分けができない、料理の手順がわからないなどの実行機能障害や失語、失認、失行も見られる場合があります。

レビー小体型認知症

レビー小体型認知症も記憶障害が見られますが、アルツハイマー病よりも軽度であることが多いです。

その他の症状は幻視やパーキンソニズムなどです。幻視は、実際にはそこにいないものが見える状態であり、人によって見えるものは異なりますが、子どもや動物が見える場合が多く見られます。

パーキンソニズムは、四肢の動きが強張り転倒しやすくなります。

また、睡眠中に大声を出したり体を激しく動かしたりするレム睡眠行動異常症も、レビー小体型認知症のひとつです。

前頭側頭型認知症

前頭側頭型認知症は社会的行動異常がみられやすいです。

例えば、万引きや痴漢などを引き起こすことがあります。

思考や感情のコントロールが困難となり、罪悪感がなくなるため、このような異常行動が目立ちます。

さらに、言葉の理解や聴覚などを司る側頭葉に障害が出ることで、同じ言葉を何度も繰り返す言語障害が初期段階から見られます。

もの忘れなどの記憶障害も現れますが、他の認知症よりも軽度であり、性格の変化や異常行動の方が多いので精神疾患と間違われるケースもあります。

認知症の中核症状の改善・治療方法

ここでは、認知症の中核症状は改善することや治療できるかを解説していきます。

認知症の中核症状は治療で改善されるのか

抗認知症薬であれば、認知症の進行を遅らせられるため、中核症状を軽度な状態で長く保つことができます。

しかし、抗認知症薬はあくまでも進行を緩和するのが目的なので、認知症を完治させることはできません。

ただし、特発性正常水頭症などによる認知症は、元の疾患を治療することで治る場合があります。

認知症はグレーゾーンである軽度認知症から5年ほどで進行するため、早期治療をして認知症の進行を遅らせることが大切です。

薬物療法

現在、効果的な薬はアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症に対しての薬で、血管性認知症や前頭側頭型認知症に使える薬はありません。

アルツハイマー病やレビー小体型認知症に効く薬として「アリセプト」「レミニール」「イクセロン」「リバスタッチパッチ®︎」があります。

これらの薬は脳を活性化したり脳神経のダメージを抑えたりする効果が期待できます。

しかし、吐き気や食欲不振などの副作用が見られた場合は服用を控えましょう。

非薬物療法

非薬物療法は主に妄想や不安、徘徊などの周辺症状に効くといわれています。

非薬物療法は、薬物療法と同じように認知症を完治するものではなく、症状を緩和することが狙いです。

運動療法や回想法、音楽療法、アニマルセラピー、脳トレなど、さまざまな種類があり、本人の好きなことややりたいことに合わせて選ぶことができます。

そのため、薬物療法よりも認知症の方が自分らしく暮らせるといわれています。

認知症ケアのポイント

最後に、認知症ケアに大切なポイントを解説していきます。

認知症の症状は、ストレスにより悪化することもあるため、正しい対応方法を知っておくことが大切です。

以下で詳しく解説していきます。

否定しない

介護者は介護疲れなどから、イライラして強い言葉で接することもあるでしょう。

しかし、認知症の方は記憶の維持は困難ですが、傷つけられた気持ちや怒られた感情だけは残ります。そこから介護者に対して信用がなくなるだけでなく、ストレスで症状が悪化する場合もあります。

だからこそ、介護者は認知症の方の自尊心を傷つけない対応が大切です。笑顔で優しく声かけを行い、相手が安心できる環境を整えてあげましょう。

本人のペースに合わせる

認知症の症状により、以前のような動きは難しくなり思考力や動作は遅くなります。

しかし、何もできない訳ではないので、介護者は手を出したりイライラしたりせずに、暖かく見守りながら本人のペースに合わせることが大切です。

また、幻視や幻聴の症状は、本人にとっては本当に見えていることです。本人は介護者に真実を伝えているため、否定せずに理解して接する心がけも必要です。

ほかにも、介護者の負担が限界を迎えないように老人ホームへの入居を早めから検討しておくことも大切です。

編集部員ヤマザキ
(元ケアマネ)
認知症の初期段階では、本人も症状を完全に理解していないことが多く、症状の進行とともに中核的な症状が明らかになることがあります。介護者としては、本人の状況や気持ちに応じて、適切に寄り添った対応が求められます。また、突然話の内容がつながる瞬間もあり、そのような時には本人が戸惑わないよう、不安を感じさせないような対応が必要です。
編集部員ヤマザキ(元ケアマネ)編集部員ヤマザキ
(元ケアマネ)

認知症の方におすすめの老人ホーム

認知症は症状の進行により、在宅介護が難しくなる場合があります。介護者が認知症の介護に限界が来る前に、老人ホームへの入居を検討しておきましょう。

以下では、おすすめの老人ホームを紹介していきます。

グループホーム

グループホームの入居対象者は認知症の方のみで、認知症の対応や知識が豊富なスタッフが適切なケアをするので、日々の暮らしを手厚くサポートしてくれます。

ほかの入居者と共同生活を送り、料理や掃除などできる範囲での家事を自分達で行い、脳に刺激を与えて症状の進行を緩やかにします。

また、住み慣れた地域での施設を利用するため、環境の変化によるストレスを少なくできるのもグループホームの特徴です。

さらに、入居者も同じ地域に住んできた人なので、会話をするきっかけにもなり、コミュニケーションを取りやすいでしょう。

グループホームを探す

住宅型有料老人ホーム

バリアフリーが整った住宅型有料老人ホームは、生活援助のほかに緊急時の対応やレクリエーションなど、充実したサービスが提供されます。

レクリエーションやイベントは施設ごとで異なりますが、日帰り旅行やカラオケなど、多彩な活動が行われ、趣味や好きなことを活かした施設を見つけられます。

介護サービスについては、必要な分だけの介護サービスの利用が可能で、サービス利用の少ない人は介護付きよりも費用を抑えることができます。

また、今まで利用していた介護サービスも引き続き施設で使えるため、安心したケアが受けられます。

住宅型有料老人ホームを探す

介護付き有料老人ホーム

介護付き有料老人ホームの魅力は、手厚い介護サービスを受けられることです。住宅型と違い、介護スタッフによる24時間の介護サービスを利用できるため、夜間帯も必要な介護サービスを受けられます。

また、原則終身での利用が可能で、看取りに対応する施設も増えています。

要介護5までの受け入れもしているので、重度の認知症の方や入居中に介護度が重くなっても入居し続けることができます。

要介護認定に応じた毎月定額です。多くの介護サービスを利用する人にとっては、費用の負担を抑えられるため、安心して利用できます。

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よくある質問

認知症の周辺症状とは?

【回答】
幻覚妄想、徘徊などが周辺症状です。

【解説】
認知機能障害である「中核症状」に、環境要因や心理要因などが加わることで起こる精神症状や行動症状があります。

BPSD(周辺症状)は過活動状態か非活動状態かによって症状が変わります。
興奮している過活動状態では、幻覚、妄想、物盗られ妄想、大声、帰宅要求、性的逸脱行為、放便、暴力、徘徊、過食、などの症状がでます。
一方、非活動状態では、うつ状態、喪失感、不眠、意欲低下、拒食、摂食障害などが多いです。

行動症状が出るとわかりやすいですが、精神症状のみの場合は、気づきにくい場合もあるので、注意深く見守ることが大切です。

【詳細を知る】
認知症の周辺症状の詳細は、「【対応方法がわかる】認知症の周辺症状(BPSD)とは?治療方法や薬を解説」のページで解説していますので、ぜひご覧ください。

中核症状と周辺症状の違いとは?

【回答】
中核症状は、脳の神経細胞の障害によって起こる認知機能障害で、周辺症状はそれらによって起きる症状のことを指します。

【解説】
中核症状が基本的な認知症の症状で、「中核症状+環境要因・身体要因・心理要因」など中核症状と他の要因の相互作用で、周辺症状(BPSD)が発生します。

中核症状では、記憶障害、見当識障害、実行機能障害などがあり、脳機能の低下が主な原因です。
「今いる場所や家族がわからなくなる状態」や「食事を食べたかどうかを忘れてしまう」といったほぼ全ての認知症患者にでる症状です。

周辺症状では、心理的不安や周辺環境などが原因であることが多いです。
せん妄、うつ、徘徊、暴力、睡眠障害などがありますが、全ての認知症患者に発生する症状ではありません。

【詳細を知る】
中核症状と周辺症状の違いの詳細は、「【対応方法がわかる】認知症の周辺症状(BPSD)とは?治療方法や薬を解説」のページで解説していますので、ぜひご覧ください。

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