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男性と女性が老人ホームの立地のポイントについて考えている

【後悔しないために】老人ホームを選ぶ際に押さえるべき5つの立地条件

老人ホームを選ぶポイントの一つに立地条件があります。

「どんな立地で選ぶのがいい?」「立地によって何が変わるの?」など、気になるポイントが多いですよね。

この記事では、老人ホームを探すのに大切な立地条件の5つのポイントを解説していきます。

また立地条件ごとのメリット・デメリットも紹介していますので、どの条件が適しているのか、優先したい立地はなにか、この記事を参考に考えてみてくださいね。

老人ホーム選びで立地条件が重要な理由

老人ホーム選びで大切な5つの立地条件

老人ホームを選ぶ際、サービス内容や老人ホームの雰囲気などが重視される傾向にありますが、同じくらい重要な要素に「立地条件」があります。

入居者が自分らしく暮らすことができるかはもちろんのこと、「老人ホームにかかる費用」や「面会に訪れやすいか」など家族にとっても重要なポイントの一つです。

それぞれについて以下でもう少し詳しく見てみましょう。

費用

賃貸住宅と同様に、老人ホームも原則賃料が発生します。

この賃料は老人ホームが建っている地域の地価によって、費用が異なります。

一般的に地方・郊外の施設は安めで、都市部・人口密集地域の施設は高めです。

また同じ都道府県内でも利便性によって、費用が異なるので注意しましょう。

家族と会う頻度

家族・身内が住んでいる場所と近ければ面会しやすくなり、会う頻度が増えます。

家族と会える回数が増えれば、孤独を感じたり、ホームシックになったりするリスクを減らすことが可能です。

また家族にとっても、緊急時にすぐ駆けつけることができるのも特徴です。

入居者の身体的状況の維持

高齢者は生活環境が変わることで、体調を崩したり、認知症を発症・悪化させたりすることもあります。

もしも住み慣れた地域を離れて老人ホームへ入居することになった場合は、できるだけ以前まで暮らしていた街と似た雰囲気の環境で過ごせるよう配慮すると良いでしょう。

入居者目線で本人の意向にあった場所にある施設を選ぶことが大事です。

 

次の項目では具体的な立地条件を5つ解説します。

老人ホーム選びで大切な5つの立地条件

立地条件を考えるうえで重要なのが「家族や知人との距離」です。

子どもや知人が暮らしているエリアから遠く離れた老人ホームに入居した場合、頻繁に会うことは難しくなってしまいます。

その結果、コミュニケーションや外出する機会が減ってしまい、入居者本人が塞ぎ込みがちになってしまったり、身体機能の低下を招いたりする可能性もあります。

そうならないためにも、家族や知人との会いやすさも合わせて考える必要があるでしょう。

このページでは、老人ホーム選びの立地条件を以下の5項目に分けて解説しています。

  1. 暮らしていた自宅から近い立地
  2. 家族の家から近い立地
  3. 近隣施設に恵まれた立地
  4. 自然に囲まれた立地
  5. 交通の便が良い立地

以下で一つひとつ解説していますので、順番に見ていきましょう。

1. 暮らしていた自宅から近い立地

老人ホームへの入居を考えるうえで、忘れてはならないのが「入居者本人の意思」です。

本人の意思を無視して周りが勝手に老人ホームを選んでしまうと、入居後にストレスが溜まり、体調を崩してしまうおそれがあります。

そして、多くの入居予定者が希望条件として挙げるのが「慣れ親しんだ地域で暮らしたい」といった声です。

そこで、入居者が暮らしていた自宅から近い立地の老人ホームを選んだ場合のメリット・デメリットを以下にまとめました。

自宅から近い立地のメリット・デメリット
メリット デメリット
  • 家族や知人が面会に行きやすい
  • 土地勘があるので外出しやすい
  • 緊急時もすぐに駆けつけられる
  • 子どもが自宅から遠い場所に住んでいる場合は頻繁に会えない
  • 限られたエリア内で、施設を探す必要がある

子どもや家族が自宅で暮らしている場合、面会に行きやすいことがメリットとして挙げられます。

定期的な面会はもちろんのこと、緊急時などもすぐに駆けつけられることから、入居者本人・家族双方にとって安心できる環境です。

また土地勘のある地域のため外出もしやすく、自宅にいた頃と変わらない生活を送ることができるでしょう。

このように入居者本人の外出意欲を維持できる環境は、結果として身体機能の維持にもつながります。

住み慣れた地域で老人ホームを見つけたい方は、以下のボタンから希望の立地を設定し、施設を検索してください。

2. 家族の家から近い立地

上記では家族が自宅に住んでいるケースを紹介しましたが、この項目では「子ども夫婦・家族が暮らす地域の老人ホーム」に入居する場合に注意したい条件を解説します。

家族の家から近い立地の老人ホームに入居した場合のメリット・デメリットを見てみましょう。

家族の家から近い立地のメリット・デメリット
メリット デメリット
  • 家族が面会に行きやすい
  • 緊急時もすぐに駆けつけられる
  • 環境の変化に戸惑うケースがある

今まで住んでいた地域を離れ、家族がいる地域の施設に引越した場合、「家族が面会に行きやすい」「家族といつでも会える安心感が持てる」などのメリットがあります。

しかし、それまで住んでいた住環境と大きく変わってしまうことから、ストレスが蓄積しやすくなるおそれがあります。

そういったデメリットを防ぐためにも、これまで暮らしていた環境と似ているかどうかも合わせて検討しましょう。

 

次の項目からは老人ホームの周辺環境別に注意したい立地条件を見てみましょう。

3. 近隣施設に恵まれた立地

ショッピングをする入居者と人差し指を立てる介護事業者

老人ホームに入居した後も、買い物などを楽しみたいと考えている方は老人ホームの近くに商業施設があるか否かも大切なポイントの一つです。

以下は近隣施設に恵まれた立地の老人ホームに入居した場合のメリット・デメリットをまとめた表です。

近隣施設に恵まれた立地のメリット・デメリット
メリット デメリット
  • 外出の機会をつくりやすい
  • 美術鑑賞などの趣味を楽しめる
  • 人混みが多い
  • 入居費用が高い傾向にある

美術館や映画館、ゲートボールができるような広場などが近くにあると、外出する機会も自然と増えます

ただ、商業施設がある地域は人混みになりやすいことから、静かな環境で暮らしたいと考える方には向いていません。

さらに地価が高いことに比例して、老人ホームの費用も高額になりやすいので、収支のバランスに注意して施設を選ぶようにしましょう。

4. 自然に囲まれた立地

閑静な地域で暮らしたい方や、緑豊かな場所で暮らしたいと考えている方は自然に囲まれた老人ホームを検討される方が多く居ます。

以下で、自然が豊かな立地にある老人ホームのメリット・デメリットを見てみましょう。

自然に囲まれた立地のメリット・デメリット
メリット デメリット
  • 地価が安い傾向にある
  • 静かな環境で落ち着いて暮らせる
  • 施設内で園芸などを楽しめる場合もある
  • 買い物や通院が不便

都市部に立地する施設だと、生活上便利な点が多い反面「人が大勢行き来して心が落ち着きにくい」「老人ホームの費用が高い」といったデメリットがあります。

その点、自然に囲まれた環境であれば落ち着いた環境で過ごせるほか、都市部より入居費用が安めといったメリットがあります。

また田畑や田園、山々の穏やかな風景が季節によって移ろいでいく様子には、日本らしい四季の変化を感じることもできるでしょう。

ただし、市街地から離れすぎると買い物や通院に不便な場合もあるので注意が必要です。

自宅からの距離や、周辺の商業施設の立地状況にも配慮したうえで、入居先を選択すると良いでしょう。

5. 交通の便が良い立地

立地条件を考えるうえで、交通の便の良さも大切です。

例えば、車などを持っていない家族は面会に訪れる際に公共交通機関を利用する必要があります。

その際、アクセスが悪いと家族の負担が大きくなり、頻繁に会いに行きづらくなる可能性があります。

そういった点からも交通の便の良し悪しは重要と言えるでしょう。

以下で、交通の便が良い立地にある老人ホームのメリット・デメリットを見てみましょう。

交通の便が良い立地のメリット・デメリット
メリット デメリット
  • 自宅から離れている家族も面会に行きやすい
  • 買い出しといった外出もしやすい
  • アクセスの良い立地は費用が高くなる傾向がある

自宅から近い場所にある老人ホームに入居するのが安心という方も多いと思いますが、住んでいる環境によっては近隣に施設がない場合もあります。

そのときは自宅から離れた施設に入居できますが、そこで重視すべきなのが「最寄り駅やバス停からどのくらい離れているか」という点です。

公共の交通機関でアクセスしやすい立地にある施設なら、家族が面会に行きやすいだけでなく、入居者本人も外出しやすいといったメリットがあります。

ただし、アクセスの良い立地は地価が高い傾向にあることから、費用は割高になる可能性があります。

交通アクセス良好の老人ホームを探す

立地条件から考える老人ホームの選び方

この項目では、これまでご紹介した立地条件を踏まえて「老人ホームの選び方」を解説します。

老人ホームの選ぶ際に決めておくべき基準は「都市部か、郊外か」「交通アクセスの良し悪し」の2つです。

いずれも老人ホームの費用に直結することから、注意して確認していきましょう。

都市部にあるか郊外にあるか

都市部と郊外でどういった違いがあるのか、以下の表で再度振り返ってみましょう。

都市部と郊外の違い
施設種別 メリット デメリット
都市部の老人ホーム
  • 家族や友人と会いやすい
  • 商業施設なども多く、外出がしやすい
  • 入居前と変わらず、趣味を満喫できる
  • 地価が高く、費用が高くなる傾向がある
郊外の老人ホーム
  • 自然が豊かで閑静な環境で暮らせる
  • 園芸など自然にふれられる
  • 地価が安く、費用を抑えることができる
  • 家族や友人が訪問しづらいケースがある

都市部にある施設は交通の便が良いので、家族や知人と会いやすいのが特徴です。

また商業施設での買い物や、文化施設での美術鑑賞・映画鑑賞などの趣味を満喫できます。

一方で、郊外にある施設は自然豊かで閑静な環境で暮らせるのが特徴です。

施設の敷地内に畑が整備され、園芸などを楽しむことができる老人ホームも多くあります。

しかし、交通の便が良くないケースが多く、家族や友人が訪問しづらい点に注意が必要です。

こうした違いをもとに、入居者が老人ホームでどのような生活を送りたいかを話し合って、施設を探すと良いでしょう。

【47都道府県別】老人ホームの費用相場

老人ホームの費用を抑えたい方は地価の安い郊外で施設を探すと良いでしょう。

あらかじめ施設にかかる費用を把握しておくことは、施設選びをするうえでも重要です。

お住まいの地域や希望エリアの費用相場は以下の表から確認できます。

都道府県 平均値 中央値
入居一時金 月額利用料 入居一時金 月額利用料
北海道 50.8万円 13.7万円 10.0万円 13.1万円
青森県 1.9万円 10.4万円 0万円 9.7万円
岩手県 30.1万円 13.7万円 0万円 13.3万円
宮城県 2.5万円 9.8万円 0万円 9.2万円
秋田県 1.2万円 10.0万円 0万円 9.0万円
山形県 4.0万円 11.2万円 0万円 10.5万円
福島県 21.8万円 14.1万円 0万円 13.1万円
茨城県 104.1万円 13.0万円 10.0万円 11.9万円
栃木県 15.7万円 14.5万円 4.9万円 14.0万円
群馬県 4.9万円 12.4万円 0万円 12.3万円
埼玉県 9.8万円 15.8万円 7.8万円 15.2万円
千葉県 10.6万円 12.5万円 10.0万円 13.0万円
東京都 524.9万円 29.7万円 128.2万円 23.4万円
神奈川県 19.7万円 14.2万円 13.5万円 14.0万円
新潟県 19.1万円 15.6万円 11.0万円 14.9万円
富山県 8.2万円 16.8万円 8.3万円 15.6万円
石川県 11.3万円 13.0万円 10.0万円 12.5万円
福井県 18.5万円 13.1万円 5.0万円 12.7万円
山梨県 17.5万円 14.1万円 8.0万円 13.9万円
長野県 33.8万円 14.0万円 14.4万円 13.0万円
岐阜県 7.2万円 12.0万円 2.5万円 12.3万円
静岡県 53.0万円 16.0万円 2.5万円 13.8万円
愛知県 14.6万円 17.1万円 0.3万円 15.5万円
三重県 3.8万円 12.2万円 0万円 12.0万円
滋賀県 6.9万円 16.0万円 0万円 15.6万円
京都府 136.6万円 16.7万円 6.9万円 15.9万円
大阪府 6.4万円 12.5万円 3.6万円 12.3万円
兵庫県 20.3万円 14.6万円 2.5万円 13.7万円
奈良県 37.0万円 13.9万円 0万円 12.0万円
和歌山県 10.8万円 11.6万円 10.0万円 10.2万円
鳥取県 18.3万円 13.8万円 10.6万円 13.4万円
島根県 12.2万円 13.9万円 2.5万円 14.3万円
岡山県 5.9万円 11.7万円 0万円 11.2万円
広島県 8.5万円 12.6万円 1.5万円 12.5万円
山口県 3.6万円 11.8万円 0万円 11.7万円
徳島県 1.9万円 10.0万円 0万円 10.1万円
香川県 6.1万円 13.0万円 0万円 11.9万円
愛媛県 1.4万円 10.6万円 0万円 10.1万円
高知県 8.0万円 11.5万円 0万円 9.6万円
福岡県 2.6万円 9.9万円 0万円 9.6万円
佐賀県 3.1万円 11.0万円 0万円 10.2万円
長崎県 5.3万円 11.8万円 0万円 10.9万円
熊本県 10.6万円 11.6万円 10.0万円 11.2万円
大分県 6.3万円 10.5万円 0万円 8.9万円
宮崎県 1.5万円 8.2万円 0万円 8.2万円
鹿児島県 1.5万円 8.7万円 0万円 8.5万円
沖縄県 2.5万円 10.0万円 0万円 9.6万円
希望の老人ホームを探す

交通アクセスが良いか

都市部と郊外による費用差に加えて、交通のアクセスの良し悪しによっても費用が異なってくるので注意しましょう。

例えば、同じ「東京都」でも23区内と23区外では費用が違ってきます。

以下は東京都杉並区と八王子市の費用相場(平均値)を比較した表です。

東京23区(杉並区)と八王子市の費用比較
施設種別 入居一時金 月額利用料
東京23区(杉並区) 689.3万円 29.0万円
八王子市 200.9万円 17.7万円
当サイトに掲載されている施設のデータを参考に算出

東京23区内は地下鉄など交通網が発達していることもあり、地価が高く、老人ホームにかかる費用相場も高く設定されています。

このように都道府県だけで判断するのではなく、交通アクセスの良し悪しによる費用差がどのくらい生じるのかも合わせて施設を選びましょう。

交通アクセス良好の老人ホームを探す

立地条件以外に費用差が生じやすい3つポイント

立地条件によって費用差が生じることがわかったかと思いますが、その他にも以下のような点で費用が異なるケースがあります。

同じ地域内でも、以下の点に気をつけて施設を探すことで、より自分に合った施設を探すことができます。

  1. 介護保険サービス費
  2. 設備
  3. 食事

1. 介護保険サービス費

介護保険サービスを「施設サービスとして受けられるのか」「外部サービス(居宅介護サービス)を利用するのか」によって、費用のあり方が変わってきます。

介護付き有料老人ホームといった「特定施設」の場合、毎月定額で費用を支払います。

一方、住宅型有料老人ホームやサ高住(一般型)など「特定施設以外」では、サービスを利用した分だけの費用を負担します。

居宅介護サービス費が、特定施設入居者生活介護のサービス費を上回る場合は定額制がお得ですが、必要最低限の介護サービスしか利用しない場合は従量制の居宅介護サービスを利用した方がお得です。

老人ホームの費用については以下の記事で詳しく解説しています。

以下では特定施設に該当する介護付き有料老人ホームの費用相場と特徴を紹介しています。

介護サービス費が定額で受けられる「介護付き有料老人ホーム」

介護付き有料老人ホームの入居一時金と月額利用料
費用種別 平均値 中央値
入居一時金 344.2万円 30万円
月額利用料 22.6万円 19.3万円

介護付き有料老人ホームは24時間体制で介護を受けることができる入所施設で、看取りにも対応しています。

認知症への対応力が高く、さらに医療体制も整っているので持病をお持ちの方も安心して生活できるでしょう。

日常生活のほとんどの場面で介護を必要とする方におすすめの施設と言えるでしょう。

介護付き有料老人ホームを探す

2. 設備

老人ホームによっては、共用設備としてカラオケやシアタールームなどがあります。入居後は楽しく過ごせますが、こうした余暇を楽しむ設備が多いほど、費用は高くなることが多いです。

費用が高くても入居後は楽しく過ごしたいという方は、娯楽系の設備が充実している施設を選ぶのがおすすめです。

また、国が定めている基準よりも広い面積の居室を設けている施設もありますが、その分賃料が高くなりやすいです。

以下では充実した設備が多いサービス付き高齢者向け住宅の費用相場と特徴を紹介しています。

娯楽設備も完備をした施設も多い「サービス付き高齢者向け住宅」

サービス付き高齢者向け住宅の入居一時金と月額利用料
費用種別 平均値 中央値
入居一時金 22.9万円 10.5万円
月額利用料 15.9万円 14.7万円

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは、自立~要介護まで受け入れている施設です。

サ高住は、制度上では老人ホームではなく賃貸住宅でもあることから、入居者の自由度が高く、自宅同様の生活を送ることが可能です。

自室にキッチンや入浴設備を完備している施設も多く、共有スペースにはレストランや温泉設備などを整備しているところもあります。

サービス付き高齢者向け住宅を探す

3. 食事

老人ホームでは基本的に1日3食提供されますが、大きく分けて施設内で調理している場合と、外部の業者に委託して取り寄せている場合の2パターンがあります。

施設内で調理されている場合は、出来立ての温かい料理を食べることができます。

一方、外部の業者に委託している場合だと冷凍されたものもあり、解凍時に水分や塩分が流れ出て味が薄くなることがあります。

またイベント食や介護食、セレクト食などに対応しているか否かでも食費は変わってくるので、食事に重視される方は事前にチェックしておきましょう。

以下では個別の食事メニューを提供している施設も多い住宅型有料老人ホームの費用相場と特徴を紹介しています。

個別の献立が提供される「住宅型有料老人ホーム」

住宅型有料老人ホームの入居一時金と月額利用料
費用種別 平均値 中央値
入居一時金 74.3万円 5.8万円
月額利用料 13.5万円 12.1万円

住宅型有料老人ホーム(住宅型)とは、家事サポートを受けながら生活できる入所施設です。

ソフト食やきざみ食、ミキサー食など入居者の状態に合わせた介護食も提供しています。

また食事関連のイベントやレクリエーションにも力を入れており、施設によっては入居者の家族も招いて食事を楽しめる場を設けているケースもあります。

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みんなの介護 入居お祝い金の進呈について

施設選びの際は入居条件にも注意する

希望する立地や施設が決まっていても、入居条件を満たしていない場合は入居できない可能性があります。

以下は施設別の入居条件をわかりやすくまとめた表です。

【施設別】入居条件と認知症への対応
施設種別 年齢 介護度

自立 要支援 要介護
介護付き
有料老人ホーム
60歳
以上
※1
入居条件は施設によって異なる 入居条件は施設によって異なる 要介護度の高い高齢者の受け入れ可能 認知症高齢者の受け入れ可能
住宅型
有料老人ホーム
自立者の入居可能 要支援者の入居可能 要介護者の入居可能 認知症高齢者の入居可能
サービス付き
高齢者向け住宅
自立者の入居可能 要介護者の入居可能 要介護者の入居可能 入居条件は施設によって異なる
軽費老人ホーム
・ケアハウス
60歳
以上
自立者の入居可能 要支援者の入居可能 要介護者の入居可能※2 入居条件は施設によって異なる
グループホーム 65歳
以上
自立者の入居は不可 入居条件は施設によって異なる 要介護者の入居可能※3 認知症高齢者の入居可能
特別養護
老人ホーム
自立者の入居は不可 要支援者の入居は不可 要介護者の入居可能※4 認知症高齢者の入居可能
介護老人
保健施設
自立者の入居は不可 要支援者の入居は不可 要介護者の入居可能 認知症高齢者の入居可能
介護療養型
医療施設※5
自立者の入居は不可 要支援者の入居は不可 要介護者の入居可能 認知症高齢者の入居可能

※1.施設により異なる ※2.介護専用型のみ ※3.要支援2以上
※4.要介護3以上
※5.2023年度末に廃止予定

また入居後に介護度が上がった場合、退去を求められるケースも少なくありません。

そのため、介護度が上がった場合の対応についても施設側に確認しておきましょう。

入居条件について以下の記事で詳しく解説しています。

老人ホームの立地条件に関するQ&A

グループホームはなぜ9人か?

認知症の方が穏やかに過ごすために、グループホームでは最大9人の少人数制を取り入れています。
認知症の方は、新しく出会う人や新しい出来事を覚えるのが苦手です。大人数の施設だと、落ち着いて生活できず、疲れやすくなるのです。そのため、小規模で溶け込みやすい環境を用意し、人間関係が築きやすいです。

特養って何ですか?

特養とは、社会福祉法人や自治体などが運営する公的施設です。
常時介護を必要として、自宅での生活が困難な高齢者を対象に、24時間365日の介護サービスを提供します。入居対象は原則65歳以上、要介護3以上の方です。介護ケアだけでなくレクリエーションやリハビリも豊富で、入居者同士の交流も行われています。

老人ホームは何人?

介護付き有料老人ホームでは、要介護・要支援者の利用者3人に対して、介護職員・看護職員1人以上の設置が規定されています。
施設によっては、利用者2人に対して職員1人以上の場合もあります。住宅型・健康型は介護体制の基準値を定めていません。

デイサービスは何をするの?

デイサービスでは入浴や食事などの日常生活支援、リハビリ、レクリエーションなど、さまざまなサービスを提供しています。
人と触れ合う機会が減る高齢者にとって、デイサービスは交流の場として利用する方が多いです。自宅から職員がデイサービスまで送迎するので、介護をする家族も一休みができます。

まとめ

老人ホームで暮らすときは、設備などのサービス内容だけでなく「立地条件」も生活の質に大きく影響することがわかりました。

ライフスタイルや家族との関係、好みによって最適な立地は変わるので、入居する本人の理想の暮らしを実現できる場所にある老人ホームを選びましょう。

都市部から少し遠くても、住環境の良い施設を選んだ方が満足度は高いこともあり得るので、経済的に無理のない施設選びをしましょう。

この記事のまとめ
  • 立地条件は大きく分けて5つある
  • 基本的には自宅から近い場所を選ぶことが多い
  • 「入居後にどんな暮らしがしたいか」を明確にすることが大切
  • 立地によって入居費用も大きく変わる
  • 入居者の精神的な負担を考えて、安心して暮らせる施設を選ぶ必要がある
!

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ありがとうございました。

頂戴したご意見は今後のより良い記事づくりの
参考にさせていただきます!

よくある質問

老人ホーム選びのポイントは?

【回答】
入居後の暮らしをイメージできるかがポイントです。

【解説】
一括りに老人ホームといっても種類が多いので、まずは入居条件と身体状況に応じた看護・医療ケアが受けられるかを基準に、入居できそうな施設の種類を絞ってから希望条件を整理しましょう。

食事内容やレクリエーション頻度、面会時間、費用、設備状況など、人それぞれ優先したい項目は異なるので、設備内容やサービス内容から入居したい施設を選びます。

なお、最終的には入居後に快適に暮らせることが最も重要なので、気になる施設は見学をしてスタッフや入居者の雰囲気をみてから、入居後の暮らしをイメージできるかがポイントです。

【詳細を知る】
老人ホーム選びの詳細は、「【失敗しない】老人ホームの選び方!本当に良い施設を見分ける10のポイント」のページで解説していますので、ぜひご覧ください。

老人ホームの種類は何種類?

【回答】
大きく分けて2種類です。

【解説】
国や地方自治体などの行政機関が運営する「公的施設」と民間の事業者が運営する「民間施設」があります。

公的施設には、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、ケアハウス、介護医療院があり、収入に応じた安い費用で利用できます。
要介護度の重い方や低所得者層を優先的に受け入れることが多く、入居待ちになっていることも珍しくはありません。

民間施設は、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどがあり、各事業者が運営しているため入居費用やサービス内容の種類が豊富です。

【詳細を知る】
老人ホームの種類の詳細は、「【一覧表でわかる】老人ホーム8種類の違いと特徴(介護度別・認知症対応)」のページで解説していますので、ぜひご覧ください。

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