市場銀座と呼ばれて繁盛した地区。最近、復活の兆候があります

鶴見市場駅の歴史は長く、開業した時期は20世紀のはじめにさかのぼります。10年ほど運営されていなかった時期があり、再開を果たしたのは昭和初期のことでした。そのときから現在の駅名が採用されています。
昭和後期に入るまで、駅の周辺では町工場がたくさん創業されていました。時代の変化に合わせて工場は次々と閉鎖されていきましたが、跡地の再開発が比較的早めに進められました。現在は駅の周囲はほとんどが宅地として使用されています。
鶴見市場駅は、第一京浜道路と第二京浜道路の中間地点に位置する駅。もともとは旧東海道が近く、いまだに一里塚が残されているほど。旧東街道に沿って歩いていただくと、じきに熊野神社が見えてきます。この神社の前と第一京浜道路のそばにバス停留所が設置されており、どちらの乗り場でも市営のコミュニティバスの利用が可能です。
鶴見市場駅は、京急本線に所属する駅です。隣接する京急鶴見駅は、エアポート急行への乗り換え場所となっており、またこの隣駅はJRの鶴見線・京浜東北線への乗り継ぎが可能な駅として有名です。もうひとつの隣駅である八丁畷駅では、JRの南武線の支線である浜川崎線の利用ができます。八丁畷駅の向こうに登場する京急川崎駅でも、京浜東北線の利用が可能。そのほか、南武線の本線や東海道線などJRの路線と数種類接続しています。また、大師線を利用になりたいときは便利です。
鶴見市場駅の利用率は、1990年代に低下していました。しかし今世紀に入ると回復に転じています。1日あたりの乗降客数は、今世紀に入った時点で1万7,000人台を記録。それから5年たつと1万8,000人を超えました。その後も微増はとまっていません。2016年になると、今世紀初となる2万人越えを達成しています。
鶴見市場駅の近隣に建てられてきた介護施設に関心がある場合は、駅から3~5kmくらいの範囲を確認。もっと駅に近い施設をお望みの場合は、駅から2km圏内を念入りに調べたほうが良いです。駅から徒歩15~20分くらいの場所にご入居できる施設が見つかる可能性があります。
施設の種類に関しては、グループホームと介護付有料老人ホームの多さく、その次にサービス付高齢者向け住宅で、住宅型有料老人ホームがその後を追う形です。