東京23区内としては穏やかな土地。介護施設の費用もお安め!?
とはいえ、駅の名前にもある「見沼代親水公園」がすぐそばにあるため、この地に住居を構えるといつでも憩いの場に通えるという大きなメリットにあずかれます。長い水路に沿って桜が大量に植えられており、春先になると美しい桜の花を愛でることができます。
このほかにも舎人氷川神社や舎人諏訪神社などの静寂に満ちた寺社仏閣が手厚く残されており、完全に開発された土地とは一線を画しています。その反面、住宅地が時間をかけて増やされてきたこともあり、生活インフラや商業施設の数や規模は、文句のつけようがないレベルです。
この駅は、開設されてからまだ10年と経っていません。しかし順調に利用者は増加しており、「日暮里・舎人ライナー」の中では3番目の利用者数を誇ります。2013年の調査では1日の乗降客数は10000名(オープンした年は8000名以下でした)を軽く超えており、まだ伸びしろがあるといわれています。
日暮里駅に出れば、JRの山手線・京浜東北線・常磐線や京成線などに接続できます。そのひと駅手前の西日暮里駅で降車する場合は、山手線・京浜東北線のほかメトロの千代田線などに乗り換えが可能です。
近隣に移動したい場合は、駅前から数々のバスが発着しているためぜひおすすめです。東京都交通局・国際興業・東武バスセントラルといった、東京都北部から埼玉エリアにかけて活動しているバス会社が多数の路線を管理しています。
見沼代親水公園駅の近くで老人ホーム・高齢者専用住宅を探す場合は、駅に極端に近い施設が多いわけではないため、こうしたバスやタクシーを使いこなすことが望ましいでしょう。
駅の周辺の施設は、「高齢者住宅」「サービス付き高齢者向け住宅」を中心にかなり月額使用料が安上がりになるケースが多いという特徴が、現在はあります。これらの種類の場合は、毎月の使用額が10万円以下に収まるチャンスがありますから、コスト面で制限がある家庭でもあまり気にする必要がありません。
介護付き有料老人ホームの場合でも、15万円以下に収まる可能性があります。そしてグループホームを探すことも難しくありませんし、10万円台前半の月額使用料で入居できるパターンがかなり見つかりますから、認知症気味の高齢者が身近にいる場合は何軒か見学に行ってみるとよいのではないでしょうか。