葛飾区らしい情緒にあふれる町並みは、高齢者の豊かな暮らしに最適

駅前が手狭なことが、開発された都市というイメージが希薄となる理由ですが、バスターミナルがないことも同じ理由によります。ただし、バスの重要性は古くから認識されていたため、駅から少し歩いた場所に停留所が早くから設置されてきました。2011年からは新しい路線も開通し、さらに便利に進化したところです。タクシーについてもほぼ同様で、慣れてくれば気軽にタクシーを利用できるようになるはずです。
京成線については、立地条件を考慮すると、特に利用しやすいと考えられるかもしれません。本線については京成上野駅から成田空港駅まで1直線に利用できます。スカイライナー以外は青砥駅に停車しますから、時間面でも効率的です。
京成押上線については、かなり短い路線ですが押上駅から先に行けることが重要です。都営浅草線および京浜急行線に直通しているため、品川区のあたりを抜けてか神奈川県内の主要なエリアを簡単に目指せます。羽田空港のあたりまでやすやすといけることは遠方に出向く際にありたがいものです。そして、北総鉄道や東成田線、さらに成田空港線を利用しやすい条件が備わっていることも、この駅のはかり知れないメリットとなっています。
青砥駅の利用者は年々増加しています。1日あたりの乗降客数が2005年に40000人に達しましたが、2012年に45000人を超えました。まだ当分、増加は止まらないだろうと推定されています。
葛飾区は、高齢者の多さに比して介護施設が足りないといわれてきました。現在は、公営の施設・民間の施設ともに増加が進んでいる段階です。青砥駅の周辺で施設を探したくなったら、バスやタクシー、さらに自家用車を使える範囲でゆっくり探したほうがよいでしょう。そうすれば、良好な施設の見落としを避けることができるからです。
駅から数キロ圏内で目立って増えているのは、サービス付き高齢者向け住宅です。安い施設を探し出せば、月額使用料と入居一時金を合計して20万円くらいの予算で間に合わせることができるかもしれません(これは少し希少な例ですが、可能性が今少しずつ高くなっていることは事実です)。