パノラマ
サービス付き高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームが多いです
常陸多賀駅のプラットホームに降り立つと、真っ先に目にとまるのは隣接する日立製作所関連の広々とした敷地内です。日立グループの事業を円滑に進めるため、貨物列車の運行が長期にわたってこの駅を介して実施されてきました。現在はその規模がだいぶ縮小されていますが、臨時の貨物の運搬はまだ続行されています。日立製作所とその傘下のグループが使用する事業地には、毎日おおぜいの従業員が勤務しています。これらの勤務者は特定の時間になると、駅構内で頻繁に目撃できます。
この場所にこのような工業用地がつくられている理由は、海岸に面しているからでもあります。そのため、日立グループの所有地と近接して、河原子海水浴場が設けられています。このビーチには常陸多賀駅からけっこう距離があるのですが、夏になるとレジャー客が乗り降りすることもあります。
常陸多賀駅の周囲は、工場を除くと平々凡々な市街地ばかりです。幹線道路については、国道6号線と245号線が近いでしょう。路線バスに関しては、JRバスグループと日立電鉄交通サービスが運行元となっています。
常陸多賀駅は、JRの常磐線に所属する駅です。上り方面でいちばん近い乗り継ぎ場所は、4区間離れた勝田駅です。ひたちなか海浜鉄道の湊線と接続しています。その隣には、水戸駅があります。水戸駅は水郡線と鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線と接続しています。下り方面については、原ノ町方面への経由地となっているいわき駅まで乗り換えの機会は訪れません。いわき駅まで行くと、磐越東線への乗り換えが実現します。
常陸多賀駅の利用率は、今から10年ほど前までは下がっていました。しかしその後は小刻みな上下を繰り返すようになります。そして2010年代に入ると再上昇するようになりました。1日あたりの乗客数は、2013年に12年ぶりに7000人を上回っています。
常陸多賀駅の近くで介護施設を探すなら、駅から1～3キロくらいの範囲を中心に探すと、おそらく比較の作業がはかどります（そのあたりが、いちばん施設の密度が高いと推定できるためです）。
1キロ以内の施設はアクセス面で有利ですが、戸数が少ないうえに競争が激しそうです。もちろんもっと遠くに建てられている施設もそれなりにありますから、不満足なときは5～10キロ離れた施設を探すことも大切でしょう。施設の区分に関しては、サービス付き高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームの2種類が対部分を占めています。
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