春日部駅の隣駅。駅の近所に大型の病院が2軒あります

そのほか一ノ割駅は、徒歩で楽々といける範囲に春日部中央総合病院や春日部厚生病院が建てられている点が注目に値するでしょう。高齢者にとって医療機関への距離は大問題ですが、駅のそばに出てくるとすぐに診察を受ける環境に恵まれます。
一ノ割駅は、東武伊勢崎線に所属しています。準急および区間準急を除くと、高速で運転される列車は停車しません。しかし春日部駅と隣接しているため、隣駅に移動するだけで急行・区間急行はおろか快速・区間快速までつかまえることができます。この春日部駅は、野田線への乗り換え場所という一面も持っています。
春日部駅から3区間先へ行くと、東武動物公園駅が登場します。この駅は、日光線への乗り継ぎを実施する場所として利用されています。上り方面については、新越谷駅が最短で行ける乗り換え地点となります。新越谷駅とは6区間離れていますが、JRの武蔵野線と接続しているためこの駅で下車すると、東京都内にも千葉県内にも行けるようになります。
一ノ割駅の利用率は、1980年代後半から1990年代にかけてピークを迎えたようです。2002年になると1日平均の乗降客数が19000人を割りました。2010年になると18000人を下回っており、減少速度の激化が一部で懸念されたものです。しかし幸いなことに、2012年になるとまた18000人台に戻りました。2013年と2014年も、横ばいに近い推移を記録しています。
一ノ割駅の周辺で介護施設を探したいなら、駅から1~3キロ前後離れたあたりが、最大の狙い目となるでしょう。駅から徒歩数分といった絶好のロケーションを備えた施設は若干数ならあります。しかし必然的に、人気が高いためもっと離れたあたりの施設も忘れずにチェックするべきでしょう。
グループホームは特に多いため、選択肢はきっと豊富に持てるでしょう。それ以外であれば、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などは見つけやすいと思われます。月額使用料は大半が10万円台のようですが、入居一時金は0円から10~20万円程度まで幅が多少あります。いずれにせよ、料金面では入りやすいエリアと呼べるでしょう。