パノラマ
サービスつき高齢者向け住宅の質が平均的に高いです
2015年の秋に、開業から120周年という節目を迎えた神立駅。1998年を最後に、貨物の取り扱いを終了していますが、かつては周囲に立ち並ぶ多種多様な工場用地に、専用線が敷かれていたものでした。もっとも現在もまだたくさんの工場が稼動しており、土浦市の経済を支える重要な役割を果たしているエリアです。こうした工場への通勤者のために造成された団地もまだ健在で、市街地全体がこのような工業団地を中心に形成されてきたのが、神立駅周辺の個性でしょう。行政施設なども数多く存在します。
神立駅は、土浦市とかすみがうら市の境界線に近いため、両自治体の公営の駐車場・駐輪場に近いという特徴があります。ドライブ環境などはなかなか充実していることで有名です。このほか、駅の東口と西口にはバスの停留場が設置されています。どちらの路線も、運営を一手に引き受けているのは関鉄観光バスです。
神立駅は、2015年の春から特急列車などがいっさい停車しない駅になりました。しかしすぐ隣にある土浦駅で降りると、特別快速列車への乗り継ぎは苦労せずに行えます。乗り換え場所に関しては、５区間離れた佐貫駅と友部駅でしょう。前者では関鉄の竜ヶ崎線に、後者ではJRの水戸線に乗り換えが可能です。
このほか上り方面では、関鉄の常総線と接続している取手駅も比較的近い位置にあります。下り方面に関しては、水戸駅がいちばんの乗り換えの拠点でしょう。水戸駅では、JRの水郡線および鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線に乗り換えできます。
神立駅の利用率は、ゆるやかに低下を続けていました。１日平均の乗客数を振り返ると、2001年を最後に6000人未満に落ち込んでいることがはっきりとします。5500人を下回ったのは2009年のことでした。ただし2012年以降は、多少回復の兆しを連続して見出せる結果が残っています。
神立駅の周辺は、介護施設が地道に増えているエリアといえます。施設数だけで評価するなら優れているとは言い切れないかもしれません。しかし駅から1キロ以内、あるいは２キロ以内の近場に、最近相次いで施設が登場しているのです。
サービスつき高齢者向け住宅は特に人気が高く、見学などに出向いた希望者の間から、大きな反響がたびたび寄せられています。しかもサービスが申し分ない上に、入居コストがとても安価に設定されているところが多数を占めているのですから、人気が集中するのも驚くことではなさそうです。そのほか、グループホームや介護付き有料老人ホームなどが散在しているエリアです。
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