大師前駅エリアには西新井大師や他線の駅あり。病院などもある

大師前駅は、東京都足立区の西新井1丁目に位置する駅。東武鉄道の「大師線」が乗り入れます。
1931年開業。1968年環七通りの拡張のため移転し、1991年には高架化しました。構内には東武バスセントラル西新井営業所やドラッグストア、小規模保育室、内科クリニックなどが入っています。
駅のホームには大師線の西新井方面行き上り列車が停車します。「大師線」は東隣の「西新井駅」から西新井大師まで作られた1区間の路線で、西新井駅から大師前駅まで直線距離で1.0km程度。2016年度の調査によると、大師前駅の1日の平均乗降人員は1万3,999人です。
最寄りのバス停は「西新井大師前」、「西新井大師」、「大師前交差点北」、「西新井車庫」で、北千住駅、亀有駅北口、足立区役所、池袋駅東口、王子駅、赤羽駅東口などに向かう路線バスが止まります。
東京23区の中では珍しく無人駅ですが、西新井大師の最寄り駅であり、駅周辺のバス路線が豊富であることなどから、東武鉄道の無人駅の中では最も利用者数が多い駅となっています。
しかし、大師前駅の西に日暮里・舎人ライナーが通るようになり、同線の「西新井大師西駅」や「江北駅」ができたため、大師前駅の利用者はピークと比べると半分ほどに減少しています。ちなみに大師前駅から日暮里・舎人ライナーの「西新井大師西駅」まで1.7kmほどで、大師前駅の方が西新井大師には近いです。
西新井大師の正式名称は「總持寺」。国宝「鋳銅刻画蔵王権現像」や重要文化財「絹本著色弘法大師像」などを有する歴史あるお寺で、見学者も多いお寺です。また、大師前駅周辺には西新井大師だけでなく、スーパーやコンビニといった商業施設、大内病院や西新井病院などの病院もあります。
近年、駅エリアにはグループホームやサービス付高齢者向け住宅、介護付の有料老人ホームなどのシニア向けの住まいも誕生。シニア世代の終の棲家の選択肢も増えています。グループホームは入居時の頭金0円・月額利用料10万円台。庭には園芸コーナーが作られており、野菜や花を植えて楽しめます。
一方、サービス付高齢者向け住宅は入居時の頭金20万円台・月額利用料は10万円台。夫婦で暮らせる部屋もあり、食事は毎日用意してもらえます。外食などの外出イベントも豊富ですし、カラオケ大会やピアノ演奏会といった室内イベントも充実しているのが魅力です。
介護付有料老人ホームは入居時の頭金0円から数百万円・月額利用料は10万円台。安めの所は入居時の頭金および月額利用料が10万円台なので「気軽に入居できる」と好評です。