パノラマ
日立グループの企業城下町の中心地区は、介護施設の宝庫でした
ひたちなか市は、1990年代半ばに旧勝田市と旧那珂湊市が合併して誕生した自治体です。旧勝田市は、日立製作所グループの企業城下町として発展してきたという歴史を持っていますが、勝田駅の周囲はその中心的な役割を果たしてきたエリアです。現在も、日立製作所関連の工場や研究所が立ち並び、バラエティ豊かな工業製品や技術を産出しています。その工場群に近接するように、住宅地や商業地区が並んでいます。完成度が高い生活水準を期待できる一帯であることは間違いありません。
勝田駅の近辺で、ひと際人目を奪う施設といわれたら、おおぜいの住民は「国営ひたちなか海浜公園」と回答するのではないでしょうか。このスケールの大きな公園は、勝田駅の東口から大通りに沿って続く道をたどると見えてきます。豊かな緑に恵まれたこの公園は、いつ歩いても安らぎをじっくりと満喫できる場所です。
勝田駅は、東口と西口ともにバス乗り場が発達しています。参入している事業者は多彩で、茨城交通・千葉交通・日立電鉄交通サービス・京急バス・スマイルあおぞらバス・関東自動車とかなりの多さ。市内の要所に向かう路線が主流ですが、成田空港や羽田空港、仙台駅や名古屋駅といった遠隔地に向かう路線も混ざっています。
勝田駅は、JRの常磐線とひたちなか海浜鉄道湊線が接続する駅です。常磐線は、東京都から福島県までをつないでいる上によその路線との直通運転も実施されており、全距離を押さえると行動範囲はとてつもなく広いものになります。すぐ隣の水戸駅では、水郡線や鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線に乗り継ぐことも簡単です。湊線に関しては、全駅が市内に所在しているため近郊への移動を望む際は役に立つことが多いでしょう。
勝田駅の利用率は、常磐線側はしばらく前からあまり変わっていません。１日平均の乗客数は、10年以上前から11000～13000人の間で推移する程度です。湊線側については、茨城交通から海浜鉄道に所管が移ってからずっと上昇しています。1日平均の乗客数は、2013年に初めて1000人を超えました。
勝田駅の周囲は、介護施設を探すとうれしい点がいろいろとあります。まず、施設数がわりと多く、しかも定員に余裕があるところを探す際に苦労しません。施設のタイプは、サービス付き高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームに集中していますが、料金システムが安めに設定されているところが過半数に達しています。場所はあちこちに分散されているため、５キロくらいの範囲に絞って1軒ずつチェックしていくのがおすすめです。
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