団地に取り囲まれた駅。介護施設の数や質は見ものです

せんげん台駅は、都市再生機構の手による宅地に囲まれています。過去半世紀の間に随時、新たな住民の流入が絶え間なく続いてきたという歴史を持っています。大規模な住宅地が形成された土地には、住民の日常生活を支えるために必要な商業施設やインフラなどが軒並み高水準で整えられるのが世の常ですから、せんげん台駅の界隈に住まいを構えるなら不便な思いをすることはまずありません。
せんげん台駅は、東武伊勢崎線の管内にある駅です。周囲の人口が多いため、快速・区間快速を除くすべての列車が停車します。上り方面に関しては、4区間先にある新越谷駅が最寄りの乗り換え場所となります。この駅では、JRの武蔵野線の利用が実現します。新越谷駅から7区間進むと、西新井駅が目の前に現れます。この駅は大師線への乗り換え場所として知られています。
下り方面に関しては、まず3区間先にある春日部駅が便利です。この駅では野田線への乗り継ぎが可能です。春日部駅から3区間進むと東武動物公園駅が出てきますが、この駅は日光線と接続しています。
せんげん台駅の利用率がピークを迎えたのは1990年代のことでした。その後はゆっくりと低下していますが、見ようによっては横ばいに近い印象です。1日あたりの乗降客数は、2003年以降は62000人以下を記録する年がほとんどですが、まだ60000人を下回った年は確認されていない模様です。
せんげん台駅のそばに団地などがつくられるようになったのはもう半世紀も前のこと。高齢化は大きな問題であるため、せんげん台駅の一帯には介護施設がかなり多くなりました。ただし駅から数百メートルといった近場にある施設はかなり少ないです。しかし1~3キロ圏内で探すなら、たくさんの選択肢をきっと持てることでしょう。
施設のタイプは、グループホームが非常に多いです。その次にたくさんあるのは介護付き有料老人ホームで、サービス付き高齢者向け住宅などはまだ少な目です。いずれにせよコスト面ではかなりリーズナブルです。