東京のベッドタウン。近年はサービス付き高齢者向け住宅が急激に増加

埼玉県の南端にある都市のひとつ、新座市。
市として成立したのは1970年のことですが、高度経済成長時代の追い風を受けながら、急速に発展しました。
東京23区の北西のエリアと隣接しており、ベッドタウンの一角を担っています。
大きな都市ではありませんが、駅や主要な道路の周辺は商業施設が固まっていて、生活に必要な物資はほぼそろうようになっています。
その一方であまり開発されていない地区も多く残っており、便利さと平穏さの両方を味わえる都市になっています。
市外への移動については、JR武蔵野線と東武東上線、そして市外にある(といっても近いですが)西武池袋線がよく使用されますが、関越自動車道や川越街道など、大きな道路にすぐに出られるというメリットがあることも有名です。
タクシー会社やバス会社も何社も乗り入れており、車を自分で運転できなくなっても問題はほとんど起こらないでしょう。
市内の人口は、1970~1980年代は目覚ましい成長ぶりを見せていました。
その後は多少ペースが落ちましたが人口増の傾向は変わっていません。
現在も、他の自治体と比べても増加のペースがあまり落ちていない点は、注目に値するでしょう。
2023年の調査では16万5,730人、高齢化率25.8%となっています。
全国平均と比較してもやや低い数値ですが、確実に高齢化が進んでいることがわかります。
2040年代に入ると30%を超えるという推測があり、油断を許さない状況です。
もっとも、認定者の数自体はどんどん増えており、2023年に8,000名を超えています。
特に、要支援1~2の認定を受ける高齢者の増加が目立ちます。
施設系のサービスを利用する高齢者への介護保険の支給額が、2010年に入ると総額で20億円を超えており、介護施設の需要はさらに上がっていくことでしょう。
新座市では、最近サービス付き高齢者向け住宅の増加や健闘ぶりが目立っています(月額使用料が10万円台前半で間に合うケースが、特に評判を呼んでいます)。
有料老人ホームなども、月額使用料を20万円くらいまでの範囲に設定して探すと、いろいろと見つかるはずです。
それと、グループホームが増えていることも特筆すべきでしょう。