サービス付き高齢者向け住宅の急激な増加が注目を集めるエリア

もっとも利用率は減少傾向にあり、特に2008年の副都心線の開通後はその傾向が多少強まったといわれています。2009年以降は、1日当たりの乗降客数が20000人以下で推移していますが、最近はその減り方に歯止めがかかりつつある様子です。
下赤塚駅は東上線の駅ですから、いうまでもなく池袋駅にまっすぐ行ける点が最大のメリットでしょう。その手前にある下板橋駅も、少し地味ですが都営地下鉄三田線やJRの埼京線に乗り換えができる便利な駅です。駅のそばに国道があるため車両での移動も容易ですが、国際興業バスが運営する路線の停車場の一部も、この通り沿いにあります。
駅の周囲はこの数十年でだいぶ開けましたが、まだ少し離れた場所には緑が残るところもけっこうあります。また、駅の近くにある光が丘公園は敷地面積が広く、高齢者が余暇を楽しむ場所としてうってつけでしょう。
板橋区は、まだ高齢化率が高いエリアではないにもかかわらず、特別養護老人ホームのような公営の介護施設のサービスについて年々進展がみられます。医療機関の多さや、患者の収容能力についても評判が高いという事実も、その高齢者福祉政策の充実ぶりとよく関連付けて語られています。これらの情報についてはよその自治体の住民から羨望の声が上がることさえあり、この点はもっと注目されてもよいでしょう。もちろん待機者の完全な解消にはつながっていませんが、申請を出しておく価値は高いといえます。
ただし民間の施設の数や種類についてはまだアンバランスだといわれています(ただし、サービス付き高齢者向け住宅については近年急速に増えており、注目度も飛躍的に上がっています)。下赤塚駅の周辺で探しても、数が多いとは評せない状況です。それでも、月額使用料が15万円くらいの負担で済む施設は少数ながらありますし、定員に余裕がある施設を見つけることも困難ではない模様です。予算面でゆとりがある場合なら、高額でデラックスな施設を探すことも簡単でしょう。下赤塚駅周辺は距離を広めに設定して探すなら、介護施設を探す上で選択肢が広くなるエリアと呼べそうです。