秩父郡小鹿野町は自然公園の多い緑豊かな町

秩父郡小鹿野町は埼玉県西部の町。
人口は2023年の調査によると1万622人で、緩やかに減少しています。
1869年上小鹿野村が小鹿野町に改称。
その後、伊豆沢村や長若村といった近隣の村々と合併を繰り返し、2005年には両神村とも合併。
今の町域となりました。
小鹿野町の中心部である小鹿野地区は秩父盆地のほぼ中央あります。
教育や産業などさまざまな分野で近代化が進められ、現在は西秩父地域の中心地となっています。
町内には高速道路が通っておらず、国道299号や埼玉県道37号・43号・209号といった一般道が発達。
鉄道も通っていないため、近隣都市にある秩父鉄道の「秩父駅」「三峰口駅」や、西武鉄道の西武秩父駅を利用することになります。
そのため、西武観光バスや小鹿野町営バスが町内の各スポットと西武秩父駅などの主要駅を結んでいます。
バスは秩父駅や三峰口駅などの駅だけでなく、町内の小鹿野役場や両神温泉薬師の湯といった主要スポットを巡っており、多くの方に利用されています。
町の西エリアは自然豊かで、県立両神自然公園や日本百名山のひとつである「両神山」がそびえる広域公園「秩父多摩甲斐国立公園」、日本の滝百選に選定された「丸神の滝」のある「県自然環境保全地域」、名山として名高い二子山のある「県立西秩父自然公園」などがあります。
日本三体薬師のひとつである「法養寺 薬師堂」や、「森林浴の森百選」にも選ばれた両神国民休養地、道の駅「両神温泉薬師の湯」、尾ノ内渓谷の氷柱など、観光スポットもたくさんあります。
その他、両神山麓花の郷「両神薄ダリア園」や、日本一の面積を誇る両神堂上のセツブンソウ自生地、両神小森の「丸神の滝」の紅葉…などなど、ゆっくりと花に親しめるエリアも多いのが特徴。
特に丸神の滝と紅葉が見られる絶景スポットは人気を博しています。
また、小鹿野町で伝承されている「小鹿野歌舞伎」は歴史が長く、埼玉県無形民俗文化財にも指定されています。
町内には常設舞台も残っており、近年は子ども歌舞伎なども見られ、地元の人々に愛されているようです。
町内には小鹿野町立図書館や小鹿野文化センター、保健福祉センター、高齢者福祉センター、観光交流館「本陣」、倉尾ふるさと館、おがの化石館、秩父ミューズパーク、尾ノ内自然ふれあい館など、公共施設が充実した町。
国民健康保険町立小鹿野中央病院といった病院や警察署、消防署なども揃っています。
さらには、サービス付き高齢者向け住宅やグループホームといったシニア向けの住まいも徐々に増えています。
サービス付き高齢者向け住宅は入居時の頭金0円・月額利用料10万円前後が相場。
中には木造平屋建ての施設もあり「少人数制で暮らしやすい」と好評です。