3つの町のいずれでも月額利用料15万円以下で老人ホームを探せるチャンス

児玉郡は、埼玉県の北西部に位置し、郡内の一部は群馬との県境に隣接しています。
現在は、神川町・上里町・美里町の3つのエリアから構成されています。
以前は、郡内に挟まれるような形で位置している本庄市も属していましたが、60年以上前に独立しています。
その後、2006年に旧児玉郡児玉町が本庄市と合併して離脱し、現在の形に落ち着いています。
しかし今でも本庄市との結びつきは強固で、3つのどのエリアにも、本庄市内に通勤・通学する住民が一定の割合で残っています。
全体的に自然が色濃く残っており、その豊かさを活用した農地の美しさも目立ちます。
しかし農地以外に何もないところというわけではありません。
上里町には、工業団地がある一角が存在しますし、神川町はサービス業や小売業がいちばんのシェアを持つ産業です。
決して広大な面積を持つ自治体ではありませんから、自然に触れ合える場所と便利さを享受できる場所の両方に、時間をかけずに接することも難しくないというメリットがあります。
郡内の人口は、上里町を除くと減少傾向にあります。
高齢化率もバラバラですが、神川町の場合は2023年32.7%という記録があります。
上里町の場合は28.6%とやや低めですが、美里町となると33.5%と一気に高くなります。
しかし全体として、高齢者福祉などに有利な面がたくさんあるという言い方はしがたいものがあります。
要介護認定者は2023年の段階で、合計で1300名を超えています。
人口が低下していない上里町では、要介護認定者の絶対数は群を抜いて多いです。
いずれにしても3つのエリアで並行してケアサービスの拡大に向けて努力していかなければならないでしょう。
郡内の老人ホーム・高齢者専用住宅は、人口の関係もあってやはり上里町に集中しています。
特に有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅となると、神川町・美里町ではまだかなり希少です。
しかし、3つの地域いずれで探しても、月額使用料が15万円以下に収まるチャンスにあふれている施設が中心的です。
また、グループホームのような行政が運営に深くかかわっている施設であれば3つのどの地域で探しても、数はそれなりに出てきます。