朝霞台駅を含めると、乗り換えの範囲が広くてお得な駅

この駅は高度経済成長期の真っ只中である1973年に開業しており、その翌年には隣接するような形で東武東上線の朝霞台駅が誕生しています。駅舎がつながっているわけではないものの、あまり歩行時間などをとられない乗り換え駅として早くから利用され、現在に至ります。
駅の周囲は静かな住宅地といった趣向が強いですが、行政機関や金融機関の支店などが比較的目立ち、駅の周囲で大部分の用件が片付くエリアとしばしば評されています。北朝霞駅と朝霞台駅の前に乗り場を設けているバス会社は、東武バスウエストと西武バス、そして国際興業です。この3事業者の中では東武バスウエストのシェアが群を抜いています。それから市営のコミュニティバスの路線もだいぶ増えてきたことは、高齢者の日常的な外出や散歩を促進する成果を出しています。
武蔵野線の駅のリストを眺めると、北朝霞駅の近くには武蔵浦和駅(埼京線に接続)や南浦和(京浜東北線に接続)駅など、同じJRの路線への乗り換えに便利な駅がかたまっていることがわかります。さらに先に行くと、埼玉高速鉄道に乗り継ぎできる東川口駅や東武伊勢崎線に乗り移れる南越谷駅などが出てきます。朝霞台駅で東武東上線に乗った場合は、和光市駅が地下鉄有楽町線・副都心線に乗り移れるため有益な駅となるでしょう。
北朝霞駅の過去10数年を振り返ると、総じて乗車率は上がっていることがはっきりと見て取れます。2008年には1日ごとの乗客数が60000人を超えています。最近も堅調なため、近い将来に70000人に達しても不思議ではない様子です。
北朝霞駅の周辺では介護施設の軒数は少数ではありません。とはいえ、駅の極端に近い位置には諸事情からなかなか建設ができないため、目立たないという事情がある模様です。駅から何キロか遠ざかると、急に施設は増えます。方角については特定の場所に偏ってはいませんから、施設探しをしたくなったらなるべくあらゆる方向を対象に入れたほうが得策でしょう。
グループホームのような、もともと安上がりになる施設を除外すると、極度に安い施設が多いエリアだとは言えません。しかし安めの介護付き有料老人ホームなどがあちこちに点在していることもまた真実です。1軒1軒の個性がバラバラのため、時間をかけて施設のチェックをすることを惜しまないほうが正解でしょう。