介護付き有料老人ホームが大量集中する貴重なエリア

都道427号線や439号線のような幹線道路に面していますが、駅の目の前にはバスロータリーなどはありません。ただし通り沿いに沿って停留所が設置されているため、あまりその点を問題視する住民はいない模様です。西武線沿線のため西武バスが路線の管轄を行っていますが、関東バスが手掛ける路線が一部にあります。
中村橋駅は、西武池袋線の駅のひとつ。快速や急行などの列車が停車する駅ではありませんが、隣にある練馬駅でいったん降りればそれらの問題は一度に解決します。練馬駅では都営大江戸線への乗り換えも難しくありません。このほか、西武線内のほかの路線(有楽町線・豊島線)への乗り継ぎのチャンスにもあずかれます。
その練馬駅を除外すると、上り方面でも下り方面でも乗り換えできる駅はすぐには見つかりませんが、発着駅である池袋駅まで行けばJR線(埼京線および湘南・新宿ライン、山手線)、東京メトロ(有楽町線および副都心線、丸の内線)、東武東上線と乗り換えの可能性はずいぶんと広がります。反対方向の場合、最初に見えてくる乗り換え駅は秋津駅となるでしょう。この駅で乗り換えの目的となるのはJRの武蔵野線です。
中村橋駅の利用率は、10年以上の間たいした変動がありません。1日平均の乗降客数は、今世紀に入ってからは37000~39000人の間で細かな変化を見せるだけです。せいぜい2000人程度の違いしか発生していないことになります。
中村橋駅の周りは目立たない場所かもしれませんが、要介護者がお世話になる施設を探すにあたっては、要注目のエリアです。介護付き有料老人ホームの進出が跳びぬけて目立つエリアだからです。駅から1キロ圏内に絞り込んでもすぐに候補が数軒出てくることは、驚くべきことかもしれません。
しかしその驚きは同時に、「慶賀すべきこと」を意味するでしょう。専門性の高い介護サービスを提供してくれる施設がこんなにあることは、施設の進出が遅々として進まない地域と比べたら願ってもない幸運と捉えたいところです。施設の担当者といろいろなことを相談しながら、入居に向けててきぱきと動いていくのがいちばんでしょう。