パノラマ
のどかな雰囲気に満ちた川のそばで静かな暮らしを
今からほぼ１世紀前に誕生した、新河岸駅。名前から容易に推測できますが、埼玉を代表する一級河川である新河岸川が駅の近くを流れています。春になると、両岸に植えられた桜が満開になる中を、かつての水運業を彷彿とさせる舟遊びの光景が、見物客の目を楽しませてくれます。駅の周辺はもともと、だいぶ前から存在する住宅地をはじめひっそりとした雰囲気に包まれたエリアが大半を占めています。自分のペースを築きながら残された時間を過ごしたいといった高齢者には、とりわけふさわしいエリアといえます。
もちろん商業施設や公的な機関などが激しく不足しているわけではありません。生活に必要な施設はほどほどにそろっており、バランスはじゅうぶんに維持されている点が最大の特徴でしょう。
駅前にはロータリーが設けられており、比較的大きめの商業施設などが建てられていますが、バスの乗り場は少し離れた位置にあります。川越市当局が、民間の事業者に運営を委託したコミュニティバスが、この駅の入り口も循環するコースに含めています。
新河岸駅は、東武東上線の管内にある駅ですが、駅一覧などで見ると川越駅と隣接していることにすぐに気が付きます。川越駅はJRの川越線の中間にある駅のため、この路線を使うにあたってはどちらの方角にも行きやすいという利点があります。
そして川越駅の隣には川越市駅があります。このえきは西武新宿線と連結しており、使いこなせるようになると乗車する行為が自然と楽しいものになることでしょう。さらに少し先へ行くと、坂戸駅があります。この駅で降りると、東武越生線への乗り継ぎができます。
新河岸駅の利用率は、東上線の中で見ると比較的低い水準に入ると推定されます。１日あたりの乗降客数は2014年度の集計では20000人台であり、この結果は近接する各駅と比べても低い数値でした。
新河岸駅の近隣で、介護施設をチェックするとおそらく頻繁に目につくのはグループホームでしょう。最近、建造が立て続けに行われていたため戸数が増えています。また、格安の料金で契約できるケースがほとんどのため、人気・ニーズはこのエリアでも安定して高いのです。認知症の疑いがある場合は、必要書類などを手早く確保して、早めに相談を行ったほうがよいでしょう。
それを除外すると、サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホームなどが、勢いのある施設と呼べそうです。個性あふれるサービスを追及しているところが多く、どこも頼もしさに満ちています。
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