比較検討の余地が多い、幅広い選択肢が魅力
さいたま市南区は埼玉県さいたま市の10区の一つ。
武蔵浦和駅周辺が人気で、人口が急増中。
交通アクセスとしては武蔵野線や埼京線が通り、バスもさいたま市コミュニティバスなどが南区内に走っています。
高齢化率の推移をみてみますと、2003年はさいたま市全体の高齢化率は14.3%で、南区の高齢化率は11.8%でした。
しかし2023年には市の高齢化率は23.2%、区の高齢化率も19.7%に上昇しました。
20年間で8.1%高齢化率が上がっているのが分かります。
全国高齢化率は約29%なので全国平均は下回っていますが、やはり高齢化の波は南区にも押し寄せているのです。
南区もさいたま市が推進している高齢者福祉サービスを他区と一緒に行っています。
シルバーカードというさいたま市独自の高齢者用カードを配布し、買い物やシニア用施設の料金を助成。
また、高齢者が一日100円以下でゆっくりできる「ふれあいシニアセンター」という施設を提供しています。
入浴サービスもついている所もあり、高齢者の健康維持・交流促進の場となっています。
南区は他にもさまざまな福祉サービスがあり、高齢者福祉が充実している街と言えるでしょう。
特別養護老人ホームなど介護施設も区内にあり、介護度が重い人や低所得の高齢者が優先的に入居していますが、新規の入居は非常に難しい状況にあります。
今から介護施設の入居を検討する場合は、有料老人ホームなやグループホームなども視野に入れておきましょう。
しかし、有料老人ホームなども低料金な所は満床の場合が多いですから、とりあえず希望施設には申し込みだけでもしておくとよいかもしれません。
また、住宅介護のサポートをしている事業所や、デイサービスに特化した施設もありますので、ケアマネージャーと相談して、最善の選択をしていきましょう。
有料老人ホームは区内に多数あり、入居金は0円と謳っているホームから数千万円というホームも。
月額利用料は10万円台の施設から70万円という高額施設などさまざまです。
料金は施設の豪華さにもよりますが、こだわらなければ安めのホームもありますので、比較検討してみるとよいでしょう。
認知症であれば、グループホームの入居も一つの方法です。
他の有料老人ホームと比べると月額利用料は10万円未満のホームもあり、比較的低料金なので人気です。
しかし、この月額利用料に食費などが加算される場合もあり、総費用は10万円を超えることもあるようです。
グループホームの料金は介護度にもよりますので、一度相談をして、詳しく計算してもらっておくと安心でしょう。