市内でも高齢化の進行が早く、サ高住の整備が進行中

さいたま市の北西に位置する西区。
かつての大宮区の西端にあたるエリアでした。
県内外の人々が「さいたま市」に対して感じるイメージは、「埼玉の産業の中心地」といったものが少なくありません。
しかし西区はそのような傾向に反して、畑地や酪農地が広がる場所が目立ち、市内では有数の閑静な地域が目立ちます。
もちろん、さいたま市の中心部には楽に出向くことができるため、静かなライフスタイルと便利な移動手段の両方が手に入る場所となっています。
シルバー世代には、推薦しやすい土地といえるでしょう。
最近は、再開発が行われる地域があるため、近い将来はますます便利になることが期待されます。
さいたま市西区には古くから残る団地も多いですが、市内ではいちばん人口が少ない区域です。
それでも、市全体の人口の成長に比例するように、区に住む人々はゆっくりではあるものの増加しています。
市内の高齢化率は、2023年の時点で26.2%。
この数字は、市内では3番目によくない結果でした。
2040年代には高齢化率が40%に達する可能性が指摘されています。
市内でも特に少子高齢化の悪影響が懸念されるエリアのため、早急な福祉の充実が要求されますが、さいたま市では数年前から、有料老人ホームと特別養護老人ホームの利用率が急上昇しています。
入所待機者は変わらずにかなり多いですが、少しずつ減少の一途をたどっており、サービス付き高齢者専用住宅などの利用も含めた対策が今後とも続けられる予定です。
西区にも現在、有料老人ホームやサービス付き高齢者専用住宅が増えていますが、施設によって費用の差が大きいという傾向がある模様です。
特に、駅から比較的近い場所にあるような便利な施設の場合は、入居一時金ないし月額使用料が高めになるケースが目立ちます(極端に過疎地にある、という意味ではありませんが)。
交通手段をはじめ、あらゆるチェック項目に注意を向けながら、施設選びを行いたいところです。
なおグループホームについては、さいたま市が力を入れていることもあって、西区にもかなり格安の施設が増えています。
認知症の場合や要介護度が重い場合は、こちらへの入居を検討することもおすすめできます。
もちろん、特別養護老人ホームや介護老人保健施設も、根強い人気があります。
いずれにしても、見学を数回重ねてから、決断を出すに越したことはないでしょう。