農業が盛んな街で、田園風景の中でのんびり過ごせる

比企郡は埼玉県にある郡で、小川町などの7つの町で構成されています。
郡内では江戸時代から続く「のらぼう菜」などの栽培もおこなわれ、農業も盛んな場所。
交通アクセスとしてはJR八高線、東武東上線や、東武バスが人々を載せて群内を走っています。
また、関越自動車道などの道が整備されており、自動車での移動に役立っています。
人口約13.4万人。
比企郡の高齢化率をみるために、埼玉県全体の65歳以上の人口の割合を見ますと、2023年には埼玉県の平均は26.8%、比企郡小川町は41.0%でした。
40%を超える高齢化率、3人に1人は高齢者というのはやはり深刻で、比企郡も今、高齢化社会への取り組みに力を入れています。
高齢者は増加の一途をたどっている中、高齢者福祉サービスの充実が焦点となってくるでしょう。
比企郡の高齢者福祉サービスは、群がとり行うというよりは、比企郡内の7つの町が、それぞれ高齢者福祉サービスや介護施設の確保などに尽力を尽くしています。
和紙で有名な小川町を例にとりますと、高齢者インフルエンザ予防接種の助成や、レクリエーションなどを行って介護予防を図る「介護予防はつらつクラブ事業」などさまざまな取り組みをしています。
各町役場の健康増進課が高齢者福祉サービスの担当しているようですので、サービスを受けたい方は、電話などで相談をしてみましょう。
比企郡の各町は介護施設の整備もしていますが、特別養護老人ホームは満床の所が多く、特養の代わりにグループホームや介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅などを利用している方も。
また、特養や介護付き有料老人ホームなどが行っているショートステイや行政の在宅介護サービスを上手に組み合わせながら、自宅介護で生活している方もいる状況です。
より快適な生活のためにもケアマネージャーなどに相談し、必要なサービスは積極的に受けていきましょう。
サービス付き高齢者住宅は賃料だけなら月額4万円未満の場合もあります。
この料金に食費や介護サービス代などが加算されるシステムですので、予め見学に行き、合計費用の計算をしてもらいましょう。
また、介護度が上がると全体の費用が高額になる場合もありますので、入居前の綿密な相談も必要です。
グループホームは月額利用料が5万円前後のホームが多いようですが、サービス付き高齢者住宅同様、この金額に食費などが加算されます。
おむつ代などの諸経費を含めた総費用の見積もりを出してもらいましょう。
ホームに見学に行くと、ケアマネージャーが詳しく教えてくれます。