秩父郡皆野町は秩父音頭の発祥の地として有名

秩父郡皆野町は、埼玉県の北西部にある人口9,236人の町で、秩父市と隣接。
町のほとんどが山林という、とても自然の豊かなエリアです。
2015年までは人口1万人台でしたが徐々に減少しています。
町の中心部に秩父鉄道が縦断しており、「親鼻駅」や「皆野駅」から利用可能。
主要駅は「皆野駅」で、バスも皆野駅に発着する路線が多いです。
町内は皆野町営バスの2路線が循環していますし、西部観光バスが皆野駅から西武秩父駅までを結ぶ路線を運行中です。
隣接する寄居町まで有料バイパスが走り、町南部には料金所も設置されています。
観光としては、秩父高原牧場で毎年開催される「天空を彩るポピーまつり」が有名。
ムクゲ自然公園では10万本ものムクゲを、美の山公園ではヤマツツジや桜を楽しむことが出来ますし、全国有数のアルカリ温泉として知られる「満願の湯」では温泉が満喫出来ます。
「秩父音頭」は皆野町が発祥とされており、毎年お盆の季節には「秩父音頭まつり」も行われています。
秩父音頭以外にも、大浜の祇園祭や金崎の祇園祭、国神祇園、親鼻祇園、原祇園、瑞穂神社の夏祭りといったイベントが豊富です。
さらには、「門平の虫送り」「立沢の虫送り」などの伝統祭事も行われています。
虫送りというのは、虫を悪い霊や疫病などに例えて追い払うという古来より伝わる祭事で、立沢地区で行われる虫送りは、埼玉県の無形民俗文化財になっています。
その他にも、ほたる鑑賞や華厳の滝ライトアップといった各種イベントも人気です。
秩父郡皆野町は「俳句の町」としても有名で、町内のあちらこちらに句碑が建てられています。
皆野町観光協会では、句碑を巡るモデルコースも設定しているほどで、皆野駅前で電動アシスト自転車をレンタルして句碑を巡ることも出来ます。
スーパーや商店等の商業施設も町北部に集まっていますが、皆野町は東西に横長く、町の南北はそれほど距離が離れていないため、買物の不便さを感じることはないでしょう。
医療施設としては、町の北部に総合病院「皆野病院」があるほか、町中部にも清水病院という大きな病院があります。
加えて、隣接する秩父市の秩父中央病院も比較的近いので便利です。
近年、介護付き有料老人ホームやケアハウス、グループホームなども出来ました。
介護付き有料老人ホームは完全バリアフリーで、ショートステイや体験入居も可能。
地産地消にこだわり、地元食材を使った料理も魅力です。
また、天然温泉が楽しめる温泉付きケアハウスも出来ました。