埼玉県内の高級住宅街。介護施設も高級感あふれるところが多数

さいたま市の中央からやや南寄りに位置する、浦和市。
かつての浦和市は、長きにわたって埼玉の県庁所在地として政務を一手に引き受けてきました。
大規模な統合が行われてすでに10年以上が経過していますが、今でも数々の行政関係の機関が集中しています。
そのような土地柄ですから、自然とさまざまな業界の企業が進出しており、また商業施設も多いですが、住宅地もその近くに広がっています。
近年も都市整備事業が各種進められており、進化が止まらないエリアです。
今後はますます、整然として機能的な都市として成長していくことが予期されるほか、高級住宅地や緑豊かな公園なども近接しており、老後の住まいを置くには理想的なエリアだと説く意見はよく寄せられています。
交通インフラは、非の打ちどころがないくらい発達しています。
鉄道については、東北本線や京浜東北線が停車しますし、国道や県道が何本も通っています。
国際興業をはじめ、バスの路線も充実しています。
さいたま市の人口は、20世紀の終わりから今世紀にかけて、かなり近い比率で伸長しています。
浦和区についてもその影響は強くて、ずっと伸び続けてきました。
しかしすでにその勢いはかなり低下しており、横ばいに近い伸び方になりつつあります。
これからも少しずつ人口は増えるものとみられているものの、高齢化率は確実に進むと指摘されています。
区内の高齢化率は2023年の調査では20.7%でした。
この数値は、さいたま市全体の結果と比べると低いのですが、10~20年後に市内でいちばん高齢化率が高い区域になる可能性が、近年心配されています。
これは市全体の結果とほとんど変わりませんでした。
それでも、年少者の人口がゆるやかに減っていることは間違いありません。
浦和区の要介護認定者は、2013年の段階で4000名を大きく超えています。
自宅で受けられるケアサービスを要望する声がいちばん多いようですが、それが限界に来ていることが明らかなために、施設を検討する世帯は年々増えています。
そのような需要の高まりに応えるために老人ホームや高齢者専用住宅が随時建てられていますが、まだよその自治体と比べると、施設の種類や数は不充分かもしれません(狭いエリアだということもありますが)。
現在はサービスつき高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホーム、そしてグループホームが多く見つかります。
また、高級住宅地が広がっているという事情も手伝って、コストの面では少しシビアに設定されている傾向もありますが、設備の質やサービスの高さについては全体的に驚くほど高めです。
老後を快適に過ごせると期待してかまわないでしょう。