都心に近い高崎線・宇都宮線の駅。施設の金額には大きな幅があり、意外にも低価格の施設を見るつけることができるかも

当駅の隣には大きな尾久車両センター(大規模な車両基地)があることが特徴で、駅の車両センター側には住居や商業施設はありません。駅を挟んで反対側には明治通りが通り、その周囲には閑静な住宅街が広がっています。ちなみにこの尾久車両センターと尾久駅では、車両展示や鉄道に関連する催しものが行われる「ふれあい鉄道フェスティバル」が毎年開催されています。
尾久駅は1面2線を有する地上駅で、駅舎にはエレベーターおよびエスカレーター、多機能トイレなどが設置されており、バリアフリーが考えられた作りになっています。1番線からは上りの上野・東京・品川・横浜・小田原・熱海方面が、2番乗り場からは下りの赤羽・大宮・宇都宮・高崎方面が発着しています。なお、みどりの窓口はなくなっていますので注意しましょう。
バスに関しては明治通り沿いにある「尾久駅前」が最寄りの停留所となり、都営バスの草64系統(池袋駅東口・とげぬき地蔵前行き、浅草雷門南行き)などが利用できます。
当駅のある北区は高齢化が進行している地域でもあり、区も対策には力を入れています。特別養護老人ホームなどもありますが、やはり人気は高く、満床の施設が多々あります。民間の施設も増えていますが、総じて都心部に近い23区特有の高価格であるという点はある程度受け入れざるを得ないでしょう。ただし北区の有料老人ホームは値段にかなりの幅があり、一時入居金がゼロから数千万円、月額利用料が50万円以上の高級施設があるかと思えば、介護付き有料老人ホームでも月額15~20万円といった案外、低価格な施設が見つかるのも特徴です。もちろん、必要とされるサポートやサービスなどから金額の高低は一概には言えませんが、都心だからといってあきらめずに検討してみる価値のある地域だと言えます。もう少し金額の低い傾向にあるグループホームや住宅型老人ホームなども立地していますので、この地域の老人ホームを検討されている方は一度じっくり調べてみることをお勧めします。