県内随一の便利なエリア。施設の豊富さもまた随一に
上越新幹線と北陸新幹線が停車することは全国的に知られています。ただし在来線も重要です。高崎線を使うと東京駅までストレートで行けますが、すぐそばの倉賀野駅は八高線への乗り入れを仲介するという意味で重要です。上越線については新前橋駅(JRの両毛線)・渋川駅(JRの吾妻線)あたりが、近くてよその路線に乗り継ぎできる駅です。
また、ローカルな路線というイメージがありますが信越本線の発着駅となっており、安中市に行きたいときは頼りになります。そして上信電鉄上信線の発着駅として、高崎駅は19世紀末からがんばってきました。
終着駅の下仁田駅まで高崎市や富岡市、甘楽郡のあちこちを通過します。高崎駅の東口・西口には発達したバスターミナルやタクシープールがあります。群馬バスや群馬中央バス、関越交通や上信電鉄とたくさんの事業者が進出していますが、市内循環バスもたくさんの愛用者を獲得しています。
高崎駅は群馬県内で最大数の乗客を動員する駅です。1日あたりの乗客数を調べると、JR側については20年近く前から安定して27000~30000人程度に達しています。上信電鉄側についても同様に、2000~2500人程度の間で推移しています。ただし2006~2007年の2年間は、連続して2000人を切ったことがありました。
高崎駅の周辺は、県内でも有数の過密地帯です。とはいえ介護施設を探す場合はそれほど苦労しなくてよいでしょう。もちろん駅からある程度距離を置いたほうが施設を探しやすいですが、比較的近場でも、安くて設備・人材の質のよいところを見つけられるケースがあります。
介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・グループホーム・高齢者住宅・サービス付き高齢者向け住宅と、県下トップの都会だけあって施設のタイプは軒並み勢ぞろいしています。それなのに、高い施設よりもどちらかというと安めの施設のほうが多く出てくる点は、このエリアの高齢者がとても恵まれていることを象徴しています。心して施設探しをしたいところです。