“埼スタ”の最寄り駅。さいたま市内でも比較的低額な施設が多数
特に、2002年のサッカーのワールドカップの会場となった「埼玉スタジアム2002」の最寄り駅であり、2001年の大会開幕前夜に開業しています。その後2006年に「イオン浦和美園ショッピングセンター(のちに、「イオンモール浦和美園」と改名)」がオープンして、年間を通しておおぜいの買い物客が集まる場所へと変貌を遂げました。
その後も企業の誘致に成功しているため、順次商業施設が開店しているほか、少し離れたエリアまで含めれば公共の施設や学習機関なども数え切れないほどたくさん新設されています。
こうした周囲の状況のため、さいたま美園駅では1日あたりの乗降客数が、2007年以降は毎年5000名を超えています。2013年には6000名近くまで増えており、これからもこの数値が上がる可能性があると推測されています。
駅の近くには東北自動車道の浦和インターチェンジや国道463号線の越谷浦和バイパスがあるなど、車両を用いた移動に際しても便利な土地ですが、路線バスの本数や種類も盛りだくさんです。特に国際興業バスの路線が多く、駅の利用者を毎日大量に輸送しています。
もちろん、埼玉高速鉄道で移動する場合もとても便利です。隣の駅は東川口駅ですから、武蔵野線に簡単に乗り換えできます。赤羽岩淵駅まで行けば、東京メトロの南北線や都営三田線への乗り換えも可能です。
浦和美園駅の周辺にも、老人ホームや高齢者専用住宅はいろいろとありますが、人が集まるようになってからの年数が浅いため、まだ建物全体が新しくて最新式の設備が多い施設が目立つ点や、各地に分散されている点が特徴的です。その点は、建物や敷地の面積や全体的に広めであるというメリットにも関係しているようです。さいたま市という都心部でありながら、ちょっとした郊外に暮らす場合のメリットを味わえるという利点がある点はもっと評価されてよいでしょう。
そして、都心部でありながら月額使用料が安めの施設がまだ少なくありません。月額使用料が10万円強で間に合う施設が見つかりやすい状況です。「高齢者住宅」「サービス付き高齢者向け住宅」に限ると、毎月の負担額が10万円を割るケースがいくつもあるくらいです。現在の浦和美園駅の周辺は、高齢者の老後の生活場所を探す上ではなかなかの好機に恵まれている模様です。